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火の見ちゃん57 [火の見櫓]

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 富士吉田市上吉田で見た火の見櫓です。

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 ちょっとばかり独特な踏ん張り方をしています。

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 それと、このタイミングで、祭礼の飾り付けがされていました。
「鎮火祭」とか「御旅所」の文字が、飾り付けられた提灯に見られました。
そうです、8月26~27日に開催される「吉田の火祭」の中で、
北口本宮の神様たちが、御輿にのり、ここまで御幸されるのであります。

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 火の見櫓の望楼部分のようすです。
半鐘が望楼の他、途中にも吊り下げられています。

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 火の見櫓の隣りに消防団詰め所がありました。
シャッターには「富士吉田市消防団第18分団」とあり、
その上には別に「中宿第18分団詰所」の表示も見られました。
この火の見櫓は、富士吉田市消防団第18分団の管理になるものとみられます。

火の見ちゃん56 [火の見櫓]

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 今回の火の見ちゃんには、ちょっと注目点があります。それは後で。
まず見た場所ですが、北杜市明野町浅尾地区。
ヒマワリ畑で豪雨に遭い、退散をする途中で見たものでありました。
手前の水田は、稲穂がぐんと伸び、少し垂れはじめてきていました。
その向こうに見えるのが、今回の火の見ちゃんです。

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 見る方向を変え、最初の写真の右手から見たものです。
周辺の道路には、夕立の後を物語る水たまりができていますが、
カメラのレンズにも水滴が付いて、右手のサルスベリがぼやけてしまいました。
それはともかく・・・。

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 四角い平面の望楼に四角い屋根という組合せ。
注目は・・・。

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 屋根の上の避雷針部分です。
そこに、金属板を切り抜いて作られた「浅尾」の文字が確認できることです。
この切り抜き文字、風見の役割もしていたかのようになっていました。
こんなの、他ではなかなか見られません。

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 山側に少し離れ、望楼と屋根の位置関係を再度確認しました。
屋根の下の真ん中には、半鐘が吊されています。
また望楼の手すりには、半鐘の打ち方マニュアルが取り付けられています。

火の見ちゃん55 [火の見櫓]

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 甲州市塩山上小田原で見た火の見櫓です。
火の見櫓の手前に建つ建物が、年代を感じさせる消防団詰め所のようです。

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 例によって火の見櫓の下まで寄ってみました。
観察した範囲では、年代を特定する材料は得られませんでした。
それにしても、すごいですね、つる性植物のはいよう・・・。

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 つる性植物は、大部分がクズでしたが、根幹にはアケビがあるようです。
こうなると、火の見櫓も厳しいですね。時代が変わってきたということと受け止められます。

火の見ちゃん15・再び [火の見櫓]

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 そう高くない火の見櫓のお話で、その高くない火の見櫓として2回目の記事です。
花より低い・・・ということではありませんが、ともかく低い・・・。

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 これが全体像です。
所在場所情報を含め、全体的な観察状況については、2008年5月15日の記事
「火の見ちゃん15」
をご参照ください。

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 近づいて望楼を見上げたところです。
手を伸ばすと手が触れそう・・・というとやや誇張になりますが。

 問題は、前回の記事の時点では気付かないでいた望楼の直下にある
プレートのことです。

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 さらにそのプレートにクローズアップ。

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 プレートの上辺に「贈 昭和四拾貳年度初老会」とありまして、
その下には、アイウエオ順とことわりながら、芦沢さん・秋山さん・青柳さん
・井上さん・岸本さん・椚さん・岸本さん・小林さん・もう1人小林さん・
斉藤さん・佐野さん・立川さん・もう1人立川さん・田中さん・丹沢さん・
名取さん・深沢さん・村松さん・もう1人村松さん・山下さん・依田さん・・・
と、21名のお名前を列記しています。

 ということで、「火の見ちゃん15」は、昭和42年(1967)の建造だと理解
されるものでした。

(付記:2021年9月3日)
 4点目の写真について、元データから再調整して見やすくし、さらに肝心な部分
として、5点目を追加いたしました。

火の見ちゃん54 [火の見櫓]

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 甲州市塩山の玉宮地区で見た火の見櫓です。
ここでは、すぐお隣に放送塔が建っていて、火の見には1つもスピーカーがついていません。
そんな理由か、とても火の見櫓がきれいに感じられました。

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 円形平面の望楼に、八角形の屋根がついています。

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 足下の方です。キョロキョロ見回したのですが、年代の決め手になるような情報は
見あたりませんでした。

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 かたわらに消防会館と思しき建物がありましたが、どのような都合が合ってか、
「駐車禁止」の文字が見られるシャッターが下りた出入口の上方にある文字は
すべて撤去されていました。
でも痕跡から「塩山市消防団玉宮分団第四部」と判読されました。
たぶん平成の合併以後、「塩山市」から「甲州市」に変わっているので、きっと
古いものは外されたのでしょう。

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 ここには、もう一つ消防機材庫兼詰め所があって、そこには先ほどの第四部の
文字がきちんと残されていました。

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 いちばん初めの写真にも写りこんでいたバス停の標識とバスの待合所です。
いまでは、ほとんど利用がないらしく、だいぶ荒れた感じでした。
特に目を惹いたのは、漆喰壁にいっぱいに書き込まれた落書き。
そこだけ時間が止まっているようです。

火の見ちゃん53 [火の見櫓]

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 北杜市明野町上神取地区で見た火の見櫓です。

 というか、エートマンの住む集落の「火の見」もこうした形態で、
こうした形だからなのか、火の見櫓ではなしに「火の見」と呼んでいました、子どもの頃からずっと・・・。
櫓とはいえないということなのでしょうかね。
よくわかりませんが・・・昨日(誤変換)、機能は何ら変わりません。

 そういえば、本日、職場の回覧文書の中に、春の全国火災予防運動が
今年も3月1日から7日まで展開される・・・という情報がありました。
そうだ、あの土手の芝文字も要チェックだな・・・そろそろ・・・。

火の見ちゃん52 [火の見櫓]

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 南部町内船地区の、法雲庵や内船浅間さんがある、少し小高いエリアから、
火の見櫓が見えました。
そうなれば、行ってみよう・・・と。

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 あったのは、JR身延線内船駅近くの線路際。

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 「南部町消防団南部第七部」と表示のあった消防団詰め所の敷地の一角に建つものでした。
ホース干しに特化した現代的な構造でしたが、伝統的な望楼も付けられていて、
遠くから見ると、昔ながらの火の見櫓に見えたものです。

火の見ちゃん51 [火の見櫓]

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 山梨市山根地区の火の見櫓です。
中央の建物が公民館。その脇に建っていました。
右手の建物は、「山梨市消防団山梨分団第四部」の表示のある消防団詰め所のようでした。

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 正月13日の見学ですが、この時期の火の見櫓には、消防ホースを乾かすために
吊り下げられていることがよく見受けられますが、
これは直前の時期に「出初め」が行われたからということなのでしょう。

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 根元を一通り観察しましたが、年代や制作者に関する情報は見あたりませんでした。

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 それにしても、望楼から屋根を突き破って立ち上がる2本のポールに
拡声器とサイレンが付いているのは、ちょっとすごいな・・・。

火の見ちゃん50 [火の見櫓]

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 50回目の記念すべき火の見櫓は、笛吹市一宮町南野呂地区で見た
これまた背の高い、年代も古い火の見櫓です。
秋色のモミジを添えて逆光でお出ましとなりました。

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 反対の方向から順光で見ました。

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 この火の見櫓には、3つの鏨彫りによって記された刻銘のある
鉄板プレートが取り付けられています。
これはその1つで、この地域の出身で米国によって成功をおさめられたと思しき方が、
帰朝された際に寄附されたことによってこの火の見櫓ができました・・・というような趣旨で
その日付が昭和27年5月5日とうがたれています。

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 他に別な方が帰朝された記念にサイレンを1基寄贈したという趣旨のプレートと、
それからこの写真の火の見櫓の制作者に関するプレートがあるのでした。

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 「坂野鉄工場」さんはまだご健在か。
甲府盆地の東部には、こちらの製作された作品が多く見られるとの情報をいただいたのは
だいぶ前のこと、ここで情報提供をしてくださった酔人さんに厚く感謝申し上げます。

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 それにしてもこのところの火の見櫓は、スピーカがたくさん付いています。
生き残りをかけた火の見櫓のなかに、放送塔のような機能に特化したものが多く見られる
ような気がします。

火の見ちゃん49 [火の見櫓]

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 中央市今福の集落内をさまよううちに、前方に火の見櫓が現れました。
この辺が集落の中心地なんだろうなぁ・・・。

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 少し近づいてみました。
ずいぶん高い火の見櫓です。手前の建物よりずっと高い・・・。

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 別方向から見ました。そう東側から・・・太陽が向こう側、ちょっとまぶしい・・・。
火の見櫓のすぐ隣の建物は、消防機材庫と一体になった公的な施設のようです。

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 望楼部分のようすです。
四角い平面の望楼に、四角な屋根。
屋根の下には、暗くてわかりにくいですが半鐘が吊り下げられています。

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 火の見櫓の脚の部分に、製造者の情報を内容とするプレートが付けられていました。
これと同じの、前にも見ています。そう火の見ちゃんの45番さんでした。
それから、そのプロトタイプもありましたよ。火の見ちゃん47番さんですが、
こちらは古いですよぅ、とっても・・・。