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天目トンネル [tunnels]

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 県道218号大菩薩初鹿野線で、甲州市大和町の田野地区と初鹿野地区とを境するお山に
開いたトンネルで、お名前を「天目トンネル」といいます。

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 田野側の坑口から初鹿野側出口を除いています。緩くカーブした線形のトンネルです。
坑口上部の銘板は、上の樹木の影になってしまったので、そこだけ明るく補正をかけてい
ます。

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 こちらは坑口左手脇に埋め込まれた詳細な銘板です。県道なので設置者は当たり前に山
梨県で、1993年9月の竣工か。長さは105mとなっています。

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白石トンネル [tunnels]

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 この写真は、「保川に架かる万年橋」の記事の中で使用したうちの1つを再掲したものです。
正面のトンネルが見えるお山の手前に、保川が流れ、そこに万年橋が架かっているという趣旨で・・・。
 今回の話題は、そのトンネルの話です。
県道37号・南アルプス公園線の、保川に架かる万年橋の先のトンネルに焦点をあてていきます。

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 ということで、もそっと近う・・・。
ほぼ南北に走る県道の南側からトンネルに寄って見ました。

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 坑口上部のトンネルの銘板を見上げました。「白石トンネル」だそうです。
こうした文字の書き手は、以前は、知事さんだったり、偉い方であることが基本でしたが、
最近は、活字のようなものも見られるようになっています。ここの場合は、どうなんでしょう。

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 トンネル内の状況です。そう長いトンネルではないようですが、ここもゆるやかにカーブしています。
ここも、というのは、手前の万年橋の線形もカーブを描いていたことに対応した表現ですが、
トンネルと橋の曲がりは、反対になっていまして、山岳部の道路の宿命をうまく解決している
ように思えたのでした。
この写真の左端に、トンネル情報のプレートがあるようです。どんな情報があるかしら・・・。

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 これがその情報プレートです。
「1999年7月」「山梨県」とありますから、道路管理者の山梨県が、先の万年橋に引き続いて
計画したものだということが理解されます。
情報プレートの下に、もう1つ小さな銘板が埋め込まれているのが気になりますね。
それによって、坑口上部の「名板書者」が「早川北小6年 辻 直子」さんだということがわかりました。
地元の児童の代表が、トンネル名の書き手だなんて、いい話だなと感じました。

 さて、延長129.0mの、この白石トンネルですが、このブログ内でのランキングでは、 どんな感じになるでしょうか。よろしければ、こちらからご参照ください。

万力八幡TN [tunnels]

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 自動車専用道路なので、このトンネルの近景の把握はちょっとたいへん・・・でした。
ようやく探し当てた撮影ポイントから万力側の坑口を観察しました。
昨年秋に共用開始となった西関東道路の万力―八幡間にある万力八幡トンネルです。

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 最近は、必要以上にお金が掛けられないご時世。
一見豪華なファサードですが、だいぶエコノミー仕様のようです。

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 300mm望遠レンズを介して、トンネル・プレートを確認しました。
長さは1,379m。例のランキングではどうなるでしょうか。こちらでご確認ください。

 このトンネル、参考過去記事が2つあります。あわせてご覧ください。参考1参考2

万力八幡TNの遠望 [tunnels]

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 前回の記事で、西関東道路の昨年12月22日共用開始区間を始めて通ったことに触れましたが
昨日の米倉山散策のなかで、そちらを展望し、あの辺りかなと撮影したものが
こちらの写真です。
もとの写画像サイズ2256×1496ピクセルの写真を280ピクセル幅に縮小していますから
これでどうかといったらかなり無理がありますが、撮ったままの写真から肝心な部分を
切り出してみたのが次の写真になります。

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 このとおり、新規共用区間のうち、かなりの長さをもつ万力八幡トンネルの
万力側坑口がぽっかり口を開けているのが確認できました。
「くぼはち」への初詣は、あのトンネルの往復によるものでありました。

山梨にあっても・・・長崎トンネル [tunnels]

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 河口湖の湖畔を周回する県道21号河口湖精進線にあるトンネルの1つ、長崎トンネルです。
富士五湖のうちこの河口湖では、湖畔の汀線が極端に入り組んでいるので、
その周りを走る県道にもいくつかトンネルが設けられているのです。

 本栖湖などにもそうした地名が見られますが、湖に長く岬状の地形が入り込むところが
長崎と呼ばれます。
河口湖の場合の長崎は、北東岸の河口地区と北岸の大石地区を隔てる尾根が湖にせり出すところ、
そこに設けられたので長崎トンネルというわけです。

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 坑口上部に設けられたトンネルの銘板ですが、近年のこうしたものには誰の書かという情報は
ほとんど見られなくなっています。
書体も、これは筆文字ですが、丸ゴシック体などで表記する例も多くなっています。

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 トンネルは、内部でカーブする線形となっています。
トンネル内でカーブさせることで、湖畔の道路をなめらかに走りやすくしているのです。

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 坑口の向かって左脇に詳細な銘板プレートがありました。
1996年3月の完成か、長さは200mだそうです。

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 今回の長崎トンネルのスケッチは、河口地区側の入り口部を見たものですが、
その場所でトンネル正面から90度左側に視線を振ると、前々々回の 「河口の稚児の舞」という記事のはじめの写真となるものでした。

とおりゃんせ! 新御坂トンネル [tunnels]

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 国道137号の新御坂トンネルです。
笛吹市側の坑口ですが、天井板が設置されてるので、坑口の形は、四角形をしています。
例の笹子TNの事故後に、大きく注目を集めた天井板のあるタイプの国道トンネルですが、点検の結果、安全は確保されているようなので、こわいながらもとおりゃんせ、とおりゃんせ。

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 坑口の上部につけられているトンネル名のプレートです。「新御坂隧道」の書の主については、以前にも取り上げていますが、時の山梨県知事であった天野久さんです。

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 それから、トンネルの長さや竣工年などを記した銘板。
これによると2,778m。昭和42年3月竣工、設置者は山梨県企業局であったと理解されます。

 そう言えば、共用開始時は、有料道路でしたね。
このトンネルの詳細については、山梨県庁の公式HPにある「新御坂トンネル」
というページが、たいへんに参考になります。
 それによると、1964年着工、1967年竣工。開通時は有料道路で、1994年11月から無料化され
現在に至っています。

笹子隧道(中央線) [tunnels]

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 特急かいじ号の上りが、甲斐大和駅を通過して間もなく、
笹子峠をトンネルでぬける区間に差しかかります。
特急の窓ガラスに車内の明かりが反射して写り込み、かなりぼやってしていますが、
その辺りの情報を、前から撮りたかったのがようやく実現となりました。

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 トンネルに近づいてきたです。
トンネルの下り線は、オールドファッションドであります。
あれ、ファッションドではなく、ほんとに古いんですよね。

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 トンネルの初鹿野側の坑口の上部には、こうした額が付けられています。
曰く「代天工」 いったいどんな意味があるのでしょう。
漢文として読むと、天に代わりて工す(天になりかわってトンネル工事をしたよ)でしょうかね。

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 かいじ号は、あっという間に、上り線笹子トンネルに吸い込まれていくのでした。

中之倉トンネル [tunnels]

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 国道300号は、本栖湖畔を通過し、139号と52号をつないでいます。
二級河川本栖湖と一級河川富士川の流域をつないでいます。
その流域境界に中之倉峠があり、中之倉トンネルで越えていきます。
写真は、その本栖湖側の坑口であります。

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 少し変わった坑口の形です。
そして坑口を少しだけ入ったところに、トンネルデータが記されたプレートがついています。

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 1986年1月にできあがった長さ558mのトンネルでありました。

 さて、例のランキングはどうなるでしょうか・・・。

割石隧道 [tunnels]

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 市川三郷町を縦貫する県道9号市川三郷身延線は、旧市川大門町と旧六郷町の境にある
割石峠を越えています。
その峠道は近年、ずいぶんと道路改良が進み、とてもなめらかに越えることが出来ます。
でも、まだ旧道が残っていて、そこにこの「割石隧道」が現役で存在しています。

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 こわごわ(?)近づいてみました。
明るい秋の陽射しに輝いていて、特段何にも感じませんでした。

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 旧六郷町側の坑口ですが、上部には「割石隧道」の額が付けられていて、
また向かって右手の部分には、次に見るプレートが埋め込まれていました。

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 長さ100.00米、竣工昭和34年5月と確認できました。

 それから、気になるエートマンによるトンネルランキング、どうなるでしょうか。

エートマンのトンネルランキング [tunnels]

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    ***エートマンによる山梨トンネルランキング***

 エートマンがこれまで見てきたなかで、超テキトーにチョイスしたトンネルの、
あぁ・・・とくに山梨県内のですが、長さランキングです。
なお、上の写真は北杜市須玉町比志にある霧山トンネルです。

第1位 新御坂トンネル(笛吹市)  2,778m
第2位 若彦トンネル(笛吹市)  2,615m
第3位 大蔵経寺山トンネル(甲府市~笛吹市) 1,856m
第4位 右左口トンネル(甲府市) 1,625m
第5位 万力八幡トンネル(山梨市) 1,379m
第6位 精進湖トンネル(甲府市) 1,090m
第7位 波高島トンネル(身延町) 742m
第8位 室伏トンネル(山梨市)  580m
第9位 中之倉トンネル(身延町)  558m
第10位 新鳥坂トンネル(笛吹市) 479m
第11位 木喰トンネル(身延町)  361m
第12位 帯那トンネル(市川三郷町)  360m
第13位 照坂トンネル(身延町)  230m
第14位 下部隧道(身延町)  218m
第15位 霧山トンネル(北杜市)  ※203m
第16位 長崎トンネル(富士河口湖町)  200m
第17位 白石トンネル (早川町)  129.0m
第18位 柳平トンネル(山梨市)  116m
第19位 割石隧道(市川三郷町)   100m
第20位 扇崎隧道(富士河口湖町)  22m

注1)この一覧は、2017年2月17日現在です。
注2)※印は、公表値が不明につき、エートマンが地図情報より割り出した長さです。
注3)このリストがすべてではなく、もっと長いのも短かなのもありますよ。とても任意なものです。


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