田起し田植えの季節到来 [田や畑でスケッチ]
トラクタによる耕耘作業が行われ、またすでに水がはられ、
田植えの終わった田んぼも見られました。
待ち遠しかったGWももう少し。もう初夏です。
遠い山並みの上に、富士山が顔を出していたのですが、
ぼんやりとしていてわかりにくい状態。
画像補正したらこんなふうに雲が多くかかるものの富士のお山です。
一方、振り返りざまに、水田地帯に隣り合った住宅地に目を向けると
屋根より高く鯉のぼりが泳いでいました。
今日は「こどもの日」でありました。
そこだけ早くも桃源郷 [田や畑でスケッチ]
前回の記事の、リニア実験線工事を見に行った途中に、大きなビニルハウスがありまして、
何が栽培(つく)られているのかな、とビニル越しにのぞいてみたのです。
のぞきは、いけないかな、と迷いながらもやっちゃいました。
そしたら、そこだけ早くも桃源郷・・・という状態でした。
つまり桃の、ビニルハウスを用いた促成栽培が行われていたのです。
で、いま桃の花、満開です。
今日は、外も、25℃超の夏日となりましたが、ハウスの中はもっと暑い(?)はず。
中で、作業されている農家の方の姿が見られましたが、通常よりもずっと早く
消費者においしい桃をお届けするため、がんばっておられるので、
傍目で「桃源郷」なんて、いってちゃダメですね。ともかく、お疲れ様です。
まだ春浅き麦畑 [田や畑でスケッチ]
そろそろ麦踏みしなくてもいいかな、という時期になってきていました。
3月はじめの麦畑です。
今年の春の足取りは、いつもよりゆっくりペースでしたが、
降り注ぐ光も次第に春めいてきていました。
歴史のある用水路「盾無堰」が、麦畑のとなりを流れていきます。
まだその豊かに流れる水を必要とはしてないようでしたが、
時の流れを感じさせながら、用水は流れ続けていました。
元日の米倉山で2013・・・その5;チャノキ [田や畑でスケッチ]
チャノキは、中国南西部ないしベトナム~インドあたりを原産とする
ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。
わたしたちは、その若い葉を利用し、お茶を楽しみます。
さて、米倉山では、注意してみると、あちこちにこのチャノキを見ることができます。
その存在の意義は、どこにあったのでしょうか。
まあ、特に米倉山に限らったことではないのですが、チャノキは畑の境目や
畑の段差の法面など、ローカルでは「くろ」と呼ばれるような場所に植えられています。
お茶の葉をスーパーなどで買ってきて、お湯を沸かしてお茶を飲む、
ないしは完全にお茶になったものがペットボトルなどの容器で買え、いつでも飲める・・・。
そんな時代が始まる前は、自給自足的なライフスタイルが基本で、お茶も自家製、
忙しい農作業の合間に、葉を摘み煎じて飲んでいた・・・。
そんな時代があったことをチャノキは黙して語りませんが、そうなんですね。
米倉山でチャノキを見て、持続可能な循環型社会のことを考えてしまいました。
元日の米倉山で2013・・・その3:モモの花芽 [田や畑でスケッチ]
米倉山は一部の北斜面を除き、日当たりがよく、農地として土地利用が進められてきました。
お山の上のモモ畑、すでに剪定も済んで、手入れが行き届いたところでは、
花芽が大きく膨らみ、春を待つ準備が整っていました。
2010年の元日の米倉山散策のときの写真(再掲)ですが、その冬は暖かめだったようです。
さすがに、この冬は、冷え込みが冬らしく、ウメ畑の木々の花芽はまだ小さく硬く、
こうした光景は見られませんでした。
ひこばえ [田や畑でスケッチ]
甲府市富士見2丁目あたりの、住宅地に残る水田のスケッチです。
向こうに写っている送電線は、今回のテーマではありません。
田の面に目をやると、おや田植えしたのかしら、と思わんばかりでした。
よ~く見れば、稲刈りが終わった田んぼに残った切り株の中から、
「ひこばえ」が20~30cmほどに伸びている・・・と理解されました。
ひこばえは、漢字で書くと蘖という難しい字を用いるほか、孫生、
あるいは彦ばえと表記する例もあるようですが、
樹木の根元や切り株から目が出て伸びたものを指すほか、
こうした稲の切り株からの自然に伸びる側芽のことをいうのだそうです。
ひこばえが、このように成長するのは、基本的には稲刈り後もイネの成長に必要な
高い気温が持続するためによっているようですが、このままそうした気温が続くと
再び穂が出て、お米がつくほどになるそうですよ。
本ぶどう、実る [田や畑でスケッチ]
笛吹市一宮町で、ブドウ畑をスケッチしました。
甲州種がたわわに実っていました。やさしい光景です。
甲州種は、子どものころ、大人たちが「ほんぶどう」と呼んでいた記憶が蘇りました。
本ブドウは、ほんとにおいしくいただくまでは、まだ少し時間が必要なようです。
実りゆく秋の時間が・・・、じっくり、静かに流れていく時間が・・・・。
レインコート着て・・・ [田や畑でスケッチ]
やまなし・・・といえば、ブドウ! ですよ。
山梨県は笛吹市、その御坂町と八代町にまたがる竹居地区。
ヤマトタケル伝説で知られた花鳥山(はなとりやま)の山裾に当たり、
大部分が笛吹川(=富士川)の支流・浅川の流れがつくりだした扇状地となっています。
ここでは、モモやブドウの生産が盛ん。
秋本番の実りを静かに待ち続けるブドウ畑のスケッチです。
一面に広がるブドウ棚。太く成長したブドウの木。それからいっぱいに枝が広がっている。
そのブドウ棚の下、地面には銀色のシートが敷き延べられています。
これは、これから収穫までの間に色付きをよくするため、
地表に木漏れ日ってくる光を反射させ、ブドウの房の下向きの部分にも
太陽光の恩恵を行き渡らせようとのもの・・・らしいです。
何という品種なのか、ちょっとよくわかりません(ブドウは、食べるのが専門なので・・・)。
たわわに実っています。
それぞれに黄緑色からブドウ色に、模様替えをしつつ・・・です。
そのブドウの房、よく見てみますと、肩の部分に透明なフィルムが取り付けられていますね。
この撮影時は、台風12号がもたらした雨模様。
その雨の水滴が、透明なフィルムにいっぱいについています。
こんなときだからこそ、その効果がよくわかるというもの。
高級なおブドウさんに、農家の方の丹精のいっかんとして、
レインコート着せた状態になっているのです。
直接雨が当たるとブドウを腐敗させる菌が繁殖したりして、品質低下をまねくので、
それを防ぐレインコートだと思われますが、それにしても一房ひとふさ、手がかかっていますね。
あれは甲斐駒 [田や畑でスケッチ]
午後、北杜市小淵沢町松向の地にて、さわやかな風が渡る緑の水田を近景におき、
南アルプス北端の山並み、とくに甲斐駒ヶ岳を見ました。
あやしい空模様のなかで、とても美しくありました。
何ということもないスケッチです。
たんぽぽ回廊 [田や畑でスケッチ]
あるブドウ畑のスケッチです。
まだブドウの木の芽吹きが本格的でなく、そのため春の日が地面によく届いていて
一面にタンポポが見られました。
傾斜地では、表層の土が流失しないように草を生やすことがあると聞きました。
それように改良された背丈の低いコムギなども播かれることがあるそうです。