工事中の「SUWA城」 [エートマンの日記]
昨日(3/18)の夕方、寄生虫の、じゃない帰省中の
ペーパードライバー状態の二男が、運転の練習を兼ねドライブしたいと・・・
助手席で冷や冷やしながら、市川三郷町のSUWA城までいきました。
写真のSUWA城は、山梨でただ一つの天守閣建物です。
もっとも歴史的なものではない、鉄筋コンクリート製です。
(天守閣風建物といわなければならない、か・・・)
定礎名盤によると、平成6年3月の完成で、
城の名前は、当時、前後はどうでも、どうしてもこれを建てたい、
と熱望された町長さんのお名前に拠って、だれいうともなく
そう呼ばれています。
建設以来、13年目の春が来て、屋根に何かしら改修する課題が出たらしく、
現在工事が行われているようです。
作業足場がかかっている建物上部のようすです。
その昔、天守閣が大名の権威の象徴として、競って豪華に建てられ、
また徳川時代になっては、大名の出費を促す装置として
維持されてきた歴史があります。
当時も、こうした維持工事は、たびたび必要になり、
きっとその都度の出費もたいへんなものだったに違いありません。
いま、観光施設整備とはいえ、かけた経費以上に、お客さんがたくさん見え、
たくさんのお金が落ちればいいのでしょうが、あんまりそのようにも見えず、
その時代のお大名様ならいざ知らず、平成の世にあって、いかがなもなか・・・
と、あらためてそう思わずにはいられませんでした。
この城のある場所は、歌舞伎の初代市川團十郎のゆかりの土地で、
そうしたことから、天守閣風建物の飾り瓦には、歌舞伎の隈取りを
イメージした意匠が用いられています。
2007-03-19 20:57
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