保の朝晨庵さん [寺院めぐり]
早川町の保の集落を訪ねることがありました。直接的に、朝晨庵を訪れたわけでなく、
門前でちょっとしたご用をたしたのですが、そこで撮影した1カットです。
画面右手の石造物は、三界万霊塔でした。臨済宗妙心寺派の寺院の参道入口に建てられ
たものなのですが、その並びに庚申塔なども見られました。その他に気になるものもあり
ましたが、詳細を観察する状況もなく、またの機会にゆずることとし、退去いたしました。
保は、とても懐かしいところですが、またこれまで知り得なかった一面も、新たに知る
ことが出来た日となりました。ご縁によりお話を伺えた方々に感謝です。
文殊堂の天井絵 [寺院めぐり]
前回の富士川町平林の文殊堂を見学する会があり、主題とは別に天井絵が気になる
人が何人か見られました。
当方も気になってしかたがありませんでした。どんな絵なんだろう。文字も添えら
れているようです。
子どもが勉学に勤しむところかな・・・。文殊堂であることと関わりがあるのか。
素朴な絵に文字がたくさん添えられていました。保坂某とあるのは、書き手なんだ
ろうか。どんな人が描き、書き添えたんだろう。
平林の文殊堂 [寺院めぐり]
富士川町平林の集落内の小高い場所にある、鷹尾寺文殊堂です。ここは、前回の明王寺さんと
深いつながりがあるもので、あわせて訪ねたのでした。
文殊堂は、画面の右上の赤い屋根の建物。それと平林の集落をあわせて見ました。
秋雨の中 訪ねた明王寺さん [寺院めぐり]
富士川町舂米の明王寺さんをお訪ねしました。歴史の深いお寺さんです。そのご本堂です。
ご宝蔵庫です。長い歴史を伝える御仏たちがおわしました。あなとうと。
指定文化財になっている四脚門です。どの写真も画面に水滴が付いてしまいました。秋雨です。
秋雨の中、明王寺の歴史を学ぶことができ、たいへんよう御座いました。
こんなところに風神・雷神が・・・ [寺院めぐり]
10年前のこの日、甲州市塩山小屋敷の名刹、恵林寺を訪ねていました。
そのことは、このブログの初めの方に記事があります。「恵林寺境内で」がそれです。
本日、その10年前のファイルをひっくり返して見たところ、あらためておもしろいものを
見つけました。それは・・・
これです。どう見ても雷神ですね。雷神があれば、当然のように風神もあるのでは・・・。
はい、ちゃんとありました。画像よくないですが、おもしろいですね。
どちらも本堂入り口の軒下の装飾の中にみとめられたものです。
長作観音堂の紅葉 [寺院めぐり]
小菅村長作にある観音堂、先日うかがいました。
モミジがきれいに色づき、燃えるようでした。
やや盛りを過ぎてしまっていたようで、イチョウはすっかり葉を散らせていました。
地元の方にお聞きしたところ、1週間前がいちばんの見頃だったそうです。
来年は、もう少し早くお参りしたいと思いつつ、それでもきれいだなと
紅葉を堪能してきました。
大福寺本堂の火炎無し宝珠 [寺院めぐり]
今日見た、中央市大鳥居にある真言宗の古刹、大福寺さんの
ご本堂の屋根の宝珠です。火炎装飾はありません。
火災にでも遭ったのか、RCで再建されたご本堂で、
だから火を嫌って火炎無しかな、と想像してしまいました。
福光園寺のお堂の火炎宝珠 [寺院めぐり]
これ、なぁ~んだ。
正解は、火炎宝珠(かえん・ほうじゅ)であります。
方形造(ほうぎょうづくり)の屋根の場合、大棟ができず、かわりに
特に寺院建築の場合、四角い露盤(ろばん)が置かれ、その上に宝珠(ほうじゅ)がのせられます。
とくに露盤宝珠と呼ばれるそうですが、その宝珠のまわりに火炎装飾がついたもの、
それが火炎宝珠です。
大野山福光園寺のお堂は、方形造。そしてその頂に火炎宝珠が見られるのでありました。
ちなみに方形造は、正方形もしくは六角形・八角形の平面形をした建物に特有な屋根の形式で、
六角形の場合、六注。八角形の場合、八注、とそれぞれいわれるのだそうです。
さて、最後に問題です。
大野山福光園寺のお堂は、正面が三間でありますが、奥行きはどれくらいでしょうか。
平面が正方形のお堂の周りに、高欄がついた縁が回っています。
正面左右の高欄の親柱には、擬宝珠がついていました。
先ほどの問題、少しばかにした感じですね、ごめんなさい。
この建物平面は、六角形でも八角形でもなく、まさに正方形なので、
正面が三間であれば、奥行きも三間となりますね。
擬宝珠高欄付きの回り縁がある、火炎宝珠をのせた、方形造のお堂でありました。
《補記:2024.4.23》画像リンクの再設定と部分的な修文を行いました。