SSブログ

今日は地区内3社の祭礼日 [まつり・行事]

231103matsuri_memo01.jpg

 お祭当番としておつとめしたこと、メモにまとめました。

 山王権現は、本来、比叡山(延暦寺)の鎮守神で、大山咋神(おおやまくいのかみ)
であり、山の地主神ないしは農耕・治水を司る神として信仰をあつめてきたのですが、
当地では、産王の文字をあて、そこからお産や子育ての神との位置づけが加えられて
親しまれてきました。
 御崎明神は、山梨によくある神で、稲荷明神と同じく、狐をそのお使いとすること
から、神前には狐の置物が数多くそなえられてきました。稲荷神は農耕の神ですが、
御崎明神も同じとみられる他、狐憑きに関係するところもある可能性があります。
 最後に愛宕権現ですが、もともと火防の神として尊崇されてきました。それで、当
地のお愛宕さんですが、お堂の中に、左手に如意宝珠、右手に錫杖を持つ僧形の立像
すなわち地蔵菩薩立像のすがたをされて鎮座しているのでした。
 なぜ地蔵菩薩なのだろうか。ずっと不思議に思っていましたが、今回のお当番の仕
事をしながら、愛宕権現の本地が勝軍地蔵だとする考え方が存在したことにめぐりあ
いました。勝軍地蔵は、甲冑に身をつつんだ地蔵のすがたをとるのが基本ですが、こ
こでは略式で普通のお地蔵さんでおられたのでは、と思われるのです。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。