碑が語るもの [地域の小さな歴史]
笛吹市石和町小石和のふれあい広場の片隅に、石碑が二つ並んでいました。
二つの石碑には、どうやら共通項があるようです。
それは「養蚕」。
いったいどんな歴史を秘めているのか、気になったので、少しつっこんでみました。
まず二つの石碑のうち、向かって右側のものです。
一番上の区画の中にある文字から「頌徳碑」。
すなわち社会的に貢献のあった人物について、
その功績を讃えることを内容とした石碑であることがわかります。
「頌徳碑」の文字の下に、横書きで「宇佐美一経翁」とあり、
またその下の行は、「山梨県知事田辺国男書」とありました。
おそらくここまでの文字が、49代として昭和42年から、3期12年
山梨県知事を努められた故田辺国男氏の書であるようです。
それから、その下が縦書き、口語文で16行分の本文があり、
その末尾に「山梨県養蚕課長 有賀浩一 撰」とありまして、
本文は時の県養蚕課長の職にあった方の撰文であることが理解されます。
2008-09-05 23:57
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