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いちかわだいもん・27 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 先日見た、昭和町上河東にある、東京電力(株)の送電線、市川大門線の27号鉄塔です。
実は、この鉄塔、2010年1月25日の「身延線の車窓から・・・変電所めっけ!!!
に登場した、あの送電線鉄塔なのであります。
(なお、27号鉄塔の左側の青いお空に白いひっかき傷のように見えるのは飛行機雲です)

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 初めの写真は、市川大門寄りの方向から、甲府市街の方向に向かって見たものですが、
今度の写真は、その反対、すぐ左手に太陽が出ていて、かなり逆光です。
この写真で、左上方から27号鉄塔を経て、右下方につながっていくのが市川大門線の
2回線、6万6千ボルト送電線なのであります。
そしてこの27号鉄塔で分岐が行われ、向かって左方向に伸びています。その先には・・・。

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 27号鉄塔の南側の根元を見ていますが、その右手前方の施設に、
分岐線はつながっていきます。
そう、そこが、例の身延線電車の車窓から見たという変電所なのであります。
その名も常永(じょうえい)変電所。

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 27号鉄塔のプレートの1つです。
これによると、平成4年6月に建造されたもので、高さ40数メートルの送電線鉄塔だとわかります。
市川大門線自体は、もう少し古い送電線なので、この平成4(1992)年というのは
立て替えを意味しているようです。
おそらくこの時に、常永変電所も整備されたのではないでしょうか。
言い換えれば、常永変電所の新設に合わせ、27号鉄塔が改築されたと言えそうです。

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 市川大門線26号鉄塔です。その向こうに小さく25号以下が並んで見えます。
出発点は、山梨変電所。
出発後しばらくは、山梨線の鉄塔におんぶして来まして、
途中で、天竜南線19号鉄塔にだっこされたとき、玉幡線や国母団地線という兄弟が生まれます。

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 こちらは、市川大門線28号鉄塔。
1月25日の記事でもふれていますが、この28号鉄塔においても分岐が行われています。

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 28号鉄塔のあんよの1つに付いているプレートです。
昭和63年3月の建造で、高さ53メートル。
あれれ、これもその時点で立て替えられたもののようですね。

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 南側から見た28号鉄塔です。
そして左側に小さく、先ほどの27号鉄塔が見えています。
そしてさらに、画面右端に見えるのが山梨大学医学部と附属病院です。
この28号鉄塔は、大学病院に高圧給電をするための分岐線を確保しているのでありました。
医学部と附属病院の歴史は、もっと古いので、いまある28号鉄塔からダイレクトに
高圧給電をするようになったのは、病院の規模が高められた(?)昭和63(1988)年
のことだったのではないでしょうか。

 単に送電線、でもそこに社会があり、歴史があるのであります。
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