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ライトダウンと October Draconids [エートマン的kokoro]

101009lightdownkofu.jpg
 今日は10月9日。
「ライトダウン甲府バレー」が行われる日でありました。
今年で第12回となったこの催しのことは、次の実行委員会公式HPで詳細を見ることが出来ます。
 http://lightdown-kofu.dreamblog.jp/

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 今晩は、あいにくの雨。
19時前に所用で甲府駅方面に出かけましたが、途中の身延線住吉第二踏切で、
電車の通過待ちの際に撮影した写真も、フロントガラスを流れる強めの雨で、
画像がおもしろく歪んだものになりました。

 こうした雨のため、ライトダウンして、きれいな秋の夜空を楽しもう・・・
は、ダメになりましたが、環境によい暮らし方を考える・・・という観点では、
晴れても降っても変わりなく考えていくものではないか、
そういう意味で一定の大切な意義を果たすものと思われます。

 なお、このライトダウン甲府バレーについては、過去にもこのブログで取り上げています。
ほぼ同じようなことをいっていますが、よろしければご参照ください。
 「らいとだうん」2008年10月26日 http://bnvn05.269g.net/article/13562380.html

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 こちらの写真は、わが家の甲府市街に向いた窓から、中心市街の20時ちょっと過ぎの
ライトダウンが行われいるようすを写したものです。
画面の中央に光り輝いているのは、国道358号の下曽根橋の街路灯でありまして、
その向こう側に位置する中心市街の、街の明かりは、極端に少なくなっているようです。

101009lightdownkofu02b.jpg
 「October Draconids」の話題の前に、もう少しライトダウンのこと、少々・・・。

 先の写真の中に、闇に浮かぶ送電線鉄塔が写っていました。
この鉄塔は、天竜南線29号鉄塔で、赤白塗装の60m超の鋼管鉄塔です。
だから夜間は、赤色の対空標識が点くはずですが、今晩はライトダウンした???
いや、この鉄塔、なぜかいつも点いていないようです。
近くで観察した写真を点検してみましたが、対空標識灯が見られない感じでした。
ほんとにまだよくわかりません、不思議です。送電線にはまだまだナゾがいっぱい・・・。

 おっと、送電線の話ではなく、October Draconids の話でしたよね。
こちらのお話しの枕として、ユーミンの「ジャコビニ彗星の日」を思い出してください。
その一説に、
[るんるん] 72年10月9日 あなたの電話が・・・
とありますね。
その10月9日なのです、今日は・・・。

 このところ、よく口ずさむことの多いこの曲。
それは、曲のタイトルにもある「ジャコビニ彗星」に寄せた、
ほのかな恋心を唱うところにあるわけですが、
恋心はさておいて、ジャコビニ彗星については、実は、あまりよく知らなかった・・・。
そこで10月9日にちなんで、その背景にある彗星の世界を調べて、というか垣間見たのです。

 手っ取り早くは、ネットでちゃちゃっと検索するわけですが、
今回もいちばん頼りにしたのは、ウィキペディアでありました。

 まずウィキペディアの「ジャコビニ彗星」の項を見ると、フランスの天文学者
ミシェル・ジャコビニ(1873-1938)さんが発見した彗星の総称だということで、
細かいことになりますが、彼は何と10個以上もの彗星を観測して、彼の名だけに限っても
10個の彗星に名を残し、他の天文学者との連名となるともっとあるとのことです。
すごい人がいたものです。

 それで、ユーミンと結びつくのは、ジャコビニ・ツィナー彗星、すなわち
ジャコビニさんが見つけ、ツィナーが追認したヤツらしいのです。
この彗星が宇宙を駆けめぐっているのですが、その軌道上にたくさんのチリを
散りばめながら長い旅を続けているのです。
そのチリだらけのを地球が横切ると、チリが地球の引力につかまって大気圏に飛び込むと
流れ星になるという仕組み、大宇宙の摂理の一こまであります。
とくに流れ星のもとになるチリをまき散らした彗星を母彗星といい、
チリと地球の関わり方によって、一度にたくさんの流れ星が見られ、流星群の出現となります。

 さて今回の話題のジャコビニ彗星、というよりはジャコビニ・ツィナー彗星を母彗星とするそれは、
10月9日前後に突発的に現れるとのことで、とくに1972年には、母彗星の軌道と地球の軌道とが
完全に交差し、母彗星の通過のすぐ後で、地球がその交差点を通過することになっていたので、
大流星群の出現が予測されていたようです。

 でも、難しい原因で、大流星群は、現れなかった・・・。
それがユーミンの歌に、唱い込まれていたのですね。

 この略してジャコビニ彗星を母彗星とするジャコビニ流星群は、
2009年に行われた国際天文学連合(IAU)での取り決めにより、公式名称を
「10月のりゅう座流星群(October Draconids)」とされているそうです。

 [るんるん] 淋しくなればまた来るかしら 光る尾を引く流星群
と結ばれているユーミンの歌ではないですが、この流星群は、次にいつ見られるのか
少々気になるところですが、ウィキペディアの説明によると、次は2011年の10月8日。
それも日本列島ではなく、ヨーロッパでのこと、だそうです。
みんなで行きますか、流れ星ツアー・・・。

 蛇足ですが、当時は固定電話の時代、いつ鳴るともわからない電話に気を惹かれながら、
人を想う時を過ごしていた・・・。
いまはケイタイの時代。もっと簡単にやり取りができる・・・。
だからこうした歌は、生まれにくいし、唱う方もときどき口ずさんだりはしないかな・・・。
 文明の進歩とともに、想い方も、歌い方も違ってきていると思いますが、
文明が進歩して、さまざまな科学器機が進んで来ているなか、宇宙の心理は
ますます大きく人の前に立ちはだかる・・・そんな想いがする2010年の10月9日でありました。

 何年かして、この2010年の10月9日がメモリアルな日だったなぁ、
そんな方もひょっとしておられるかも知れませんが、
これから先、毎年毎年、10月9日が彗星に心を寄せる日になるエートマンかも。
人類の将来に幸あれ・・・!(ううっ、短絡的な結末)
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