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ちょい、えらくふる~い橋 [川と橋の文化誌]

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 今回のタイトルは、「ちょい、えらくふる~い橋」です。
「ちょい・・・」ということは、きっと、ちょいじゃない「えらくふる~い橋」
というのが存在したということをを意味しています、よね! 気になりますか・・・。

 はい、元祖「えらくふる~い橋」は、2010年9月19日の記事でありまして、
大月市富浜町に存在する、昭和2年(1927年)建造の「御料澤橋(ごれうさははし)」でした。

 少々回り道しました。さて、今回は・・・と言いますと、そこまでは古くないけど、
けっこう古いぜ!・・・という感じの、2011年1月8日に見学したこの橋のことです。110108iwashitahashi02.jpg

 その名も「いわしたはし」であります。

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 漢字での表記は、「岩下橋」でありました。

 ここまでの写真は、いずれも山梨市を流下する笛吹川(富士川)支流の
平等川を渡る岩下橋の東詰から西側を見た際の、橋の全景、上流側親柱、下流側親柱の順で
観察したものであります。

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 その東詰下流側の親柱の漢字表記プレートをもう少し細かく見たところがこちら。
おそらく銅板をたたき出して橋の名を半肉彫り風に表しているのですが、
地の部分にも、「魚子(ななこ)」のような技法で模様がたたき出されていて、
とてもおしゃれだと感じられました。
感性のある職人の完成度の高い業によるものなのでしょう。

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 その親柱には、まだまだ情報がありました。
橋の路面側に面した親柱の側面にも、プレートが埋め込まれていまして、
「昭和廿八年十月竣工」とあるのでした。う~ん、1953年ですね。

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 平等川に下流側から見た岩下橋です。
どうでもいいことですが、橋の向こう側、やや右手に見える松林の場所が、例の金桜神社です。

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 そしてこちらは、上流側から岩下橋を見たところです。
橋の中央のずっと向こう、御坂山地の山並み越しに富士山も見えています。
橋の下に見える平等川の流れ、見えなくなる辺りで、向かって左手から夕川が合流しています。

 いかがでしたでしょうか、「ちょい、えらくふる~い橋」
その岩下橋は、1953年生まれで、もう少しで還暦というところ。
元祖「えらくふる~い橋」とした御料澤橋の、傘寿過ぎには及びませんが、
けっこう古い橋だと言えます。
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