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しょうじがたきばし [川と橋の文化誌]

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 毎日暑い日が続きます。
こう暑いと、少しでも天然の涼を求めるのがエートマン的エコです。
天然の涼・・・それはどんなもんでしょうか。
今回は、その一例として谷川に架かる吊り橋です。
吊り橋って、渡るときけっこう肝が冷えて、天然の涼というテーマにはうってつけですよ。

 さて今回の吊り橋はというと、北杜市武川町黒沢の地を流れる
石空川に架かっている精進ヶ滝橋でありました。
写真は、ほぼ東西に架かる吊り橋の東側から見たものですが、
主塔の左右に、「精進ヶ滝橋」(向かって左)と「石空川」の表示がありました。

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 こちらは向かって右側の表示で、下を流れる川の名称となっています。
さて、ここで問題です。
この川の名である「石空川」は、いったいどう読ませるでしょうか。110716shoujigatakihashi03.jpg

 精進ヶ滝橋の東詰からの全景です。
それから恐縮ですが、問題の答えは、もう少し後の方でお願いします。

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 では吊り橋、渡っていきましょう。
前方の、吊り橋のほぼ中央付近に小さく前を行く人が見えますので、
橋の幅員などはおよそご理解いただけるかと思いますが、この橋は、人の通行のみの人道橋です。

 鋼管を組み合わせた補剛桁に木床盤がのっているという構造のように思われます。
補剛桁と一体の欄干部分には、金属ネットも張ってあるので、揺れにくい上に、
隙間から落ちてしまう危険がないので、安心して渡れます。
(肝を冷やすという課題には少し対応していないみたいですが)

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 でも吊り橋の上から、石空川の流れを見渡すと、ちょっと背筋がヒヤッとします。
こちらは上流側です。
画面のやや情報を左右に横切る物体は、吊り橋を支えるメインケーブル。
鋼製の針金を何本も束ねたかなり太いものです。

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 そして下流側。
ここは一級河川「富士川」の支流の釜無川の上流大武川のまた支流である
石空川でありますので、そうとうな上流域。水量もまだそう多くはありません。

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 橋を渡りきって、吊り橋を振り返ったところです。
右岸である東詰より、左岸の西詰でパスは低くなっています。
このためやや見上げる形となり、引きもないので2枚の写真を上下に合成しました。

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 こちらの主塔にも左右にプレートが付いています。
向かって右は「平成七年一月竣工」となっていて、
左側は「しょうじがたきばし」でありました。

 無事に橋を渡りきったところで問題の答えを発表です。

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 そう、吊り橋の名前が、精進ヶ滝橋で人を歩いて誘う人道橋でしたので、
この先には、精進ヶ滝なるものが存在するはず、ということで
実は滝のところまで行ってきました。
その精進ヶ滝を見渡す展望地に説明板が設けられていまして、この写真はその一部分なのですが、
この説明文の冒頭に「石空川」があり、「いしうとろがわ」と読み仮名がついていました。
はい、これが正解です。

 では、次回は、もっと涼を呼ぶ精進ヶ滝にご案内です。請うご期待!
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