お墓の掃除した・・・ [季節の話題]
昨日のこと、わが家の墓地の草むしりをしました。
8月が来て、ヒロシマの日が来て、ナガサキの日が過ぎて、そしてお盆となります。
ご先祖のやすらぎと現世の者のやすらぎとが重なる時間だと信じながら、
汗、ぽたぽた垂らしながら・・・。
写真は、作業前の状況です。
一面に広がるイネ科の草は、手で簡単に抜けて、短時間できれいになりそうでしたが、
意外にも大きく蔓延っていたヨウシュヤマゴボウには手を焼きました。
イヤな思い出があって、とても嫌いな植物です。
この段階で根元の径が3cm近くにもなっていました。
幸いなことに、実がまだ色を付けておらず、助かりました。 ヨウシュヤマゴボウは、漢字表記では洋種山牛蒡で、文字どおり明治以降に
わが国にもたらされたアメリカ産のヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草です。
熟した実は赤紫色になり、つぶれて赤紫の果汁がでます。
これが衣料などに付くとなかなか落ちなくなります。
ずいぶん前のことですが、まだ新しい白っぽい運動靴で、とある山城の跡を歩くことになり、
その際、ヨウシュヤマゴボウをかき分けて進み行く場面があり、結局その靴が
ダメになってしまった・・・それが先にふれたイヤな思い出。
アメリカではインクベリーともよばれ、着色料としてワインに混合されたりもしたそうですが、
それはとても問題になったようです。
なぜなら、ヨウシュヤマゴボウには、毒性があるからです。果汁だけではなく全体的に。
毒は、アルカロイドやサポニンの仲間だそうです。恐いですよ。
「8月はお盆の月です」について、昨年のこのブログで、やはり墓掃除に結びつけて取り上げていて、
その際、壺井栄の「石臼の歌」の初めの部分としてふれていますが、
記憶の中では、ある時期に光村図書出版の小学国語六年に『石うすの歌』として
出ていたのが馴染みでありました。
その後、そうした傾向の文学を教材とすることに抵抗の向きもあり、たいへんなようですが、
惨めたらしいものを子どもたちに教材として与えるのはいかが・・・、というのもなんですね。
いろいろな幅にわたってバランスよくでないと、よい人はならない・・・のですよね。
話がだんだんわからなくなってきました。ともかく、お墓のお掃除、今年もしました。
関連する過去記事リスト
墓掃除の後の夕方の空(2010年8月8日)
平和な夏の夕暮れ(2007年8月12日)
2011-08-07 23:11
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こんばんは
ご無沙汰してます。
こちらでは、お盆の前のお墓掃除は、例年8月1日と決まっていて、村中(といっても十数件ですが・・・)各戸が集まって、各々の墓掃除と、境内の草刈など掃除をします。平日も関係なしです。
ヨウシュヤマゴボウは、年々勢力を拡大してますよね。あちら産らしく、頑強で大きくなると木質化して厄介ですよね。
有毒とされていますが、ものの本によると、実を食べて平気な人もいるようですね。それに鳥は平気のようですし。
by よってくれんけ (2011-08-08 23:22)
よってくれんけさん、コメントありがとうございました。
こちらこそ、ご無沙汰であります。
地域でお墓掃除の日が決まっているのっておもしろいですね。確かに、皆でいっせいにする方が効率がよい部分かあるかと思われます。
ヨウシュヤマゴボウを食べても平気な人は、どんな力が備わっているのでしょうか。
自分にもそんな力があるのかなとも、ちょっとだけ思いますが、それを確認するために食べてみようかな、なんて絶対思いませんけど・・・(笑
by エートマン (2011-08-09 07:12)