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てんじんはし [川と橋の文化誌]

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 笛吹市御坂町で見た天神橋です。
もう少し補足すれば、同町の大野寺地区にあって、
富士川の支流・笛吹川のまた支流にあたる天川にかかる、ちょっとばかり古い橋であります。
右手が上流側、左手が下流側で、橋の西詰から東側を望んでいます。121020tenjinhashi02.jpg

 天神橋を西詰から見て、とくにその下流側の欄干と親柱です。
コンクリート製親柱には、橋の名称「天神橋」の文字を示した銅製のプレートがついています。

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 そして西詰めから見た上流側。
左岸上流側が竹藪となっていて、その影響もあって、親柱の状況など
大変見にくくなっていますが、やはりコンクリート製の角柱形の親柱には
「てんじんはし」とひらがな表記のプレートが見られるのでした。

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 今度は、川を、というか橋を渡って反対側、つまり東詰から西に向かって見ています。

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 その上流側です。
こちらの親柱には「天神橋」とだけありました。

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 そして下流側ですが、「てんじんはし」の表記が見られ、さらに・・・

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 そのコンクリート製の角柱形の親柱の向かって左側(橋の内側)の面に、
竣工年月日を記したプレートが見られるのでありました。

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 「昭和三十八年七月一日竣工」とありました。
1963年です。東京オリンピックのあった前の年ですよ。

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 一目見たときから歴史を感じさせる橋だなぁと、
何かしら迫るものがありましたが・・・。
天川にかかるちょいと歴史を経たコンクリート桁橋でありました。

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 東詰の小高い石垣の上から見た天神橋です。
ところで、現在の橋には、渡る川の名も記されるのが通例ですが、
こうした古めの橋には、そうした川の名称の表記は見られません。
どのあたりが転機なのか、いつかじっくり整理してみたいと思います。

 さてここまで長々とお付き合いいただきましたが、もうちょっと。
天神橋の下を流れる川の名の「天川」ですが、実にいい名前ですね。
これ「てんかわ」ではなく「てかわ」と読むようです、地元では・・・。

(2012年11月6日完結。ここまで時間がかかりました。ちょっと息切れ、ふぅ~)
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