しょうそういん [見てきたよ]
奈良・東大寺の広大な寺域の一角に「正倉院」があります。特別な領域として
塀がめぐらされ、普段は入ることができません。
奈良国立博物館で正倉院展が開催される期間中などに限り、一般に公開されます。
開かれた門から院内に進むアプローチをまっすぐ進みます。ワクワクしながら・・・。
アプローチ突き当りを左手にまわると、見えてきました。正倉院宝庫です。
とても天気が良くて、コントラストがきつく、肝心な校倉のようすがわかりません。
少し画像を補正してみました。向かって右側、北倉です。
正倉院というのは、古代において公的な機関の中におかれた保管施設である「正倉」を
塀などで囲みこんだエリアのことで、一般名称でした。
もともと二つの倉が並ぶものでしたが、官立寺院である東大寺の場合、
並び倉と呼ばれた北倉と南倉はやがて接続され、屋根は一つながりで長屋のように
なっていきました。北倉と南倉の間の閉鎖された空間は中倉となったのです。
この三つの倉からなる東大寺の正倉は、聖武天皇が亡くなられたのち、
光明皇后が聖武天皇遺愛の品々を東大寺に施入し、もっぱらそうした遺品を納めてきた
ことから、勅封の宝庫となっていったのです。
毎年、秋に、文化の日を中心に行われる正倉院展は、勅により正倉の封を解き、
風を入れて宝物の保存の全くを期す行事にあわせて、選りすぐりの宝物を何点か
奈良国立博物館で公開しているものなんだそうです。
正倉院展見たら、こちらの正倉院もあわせ見たいと思って、がんばって見てこれて
とてもよかったです。
2015-11-11 00:00
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