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今日は、文保法施行記念日 [エートマンの日記]

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 先月の半ばに訪れた甲斐国分寺跡、指定域の南限あたりから金堂跡方向を見たものです。
国の史跡で、保存管理をされている笛吹市により、発掘調査や土地の公有地化、史跡整備計画などが
進められているそうです。

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 一つ目の写真の左側の石碑を間近に見たものです。碑文は、
「聖武天皇 / 勅建古道場」とあり、「金光明四天王」「護国山国分寺」の添え書きが見られます。

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 「史蹟 甲斐国分寺址」と刻まれている右側の標柱です。

 甲斐国分寺跡は、「天平13年(741年)の聖武天皇の詔勅により全国に建立された国分寺の一つ。講堂跡・金堂跡・塔跡の基壇や礎石が残り、南大門から講堂までが一直線に並ぶ大官大寺式の伽藍配置であることがわかっている。近年、史跡整備のための発掘調査が行われ、新たな知見が得られ始めている。」されています(県教委・学術文化財課の「山梨の文化財ガイド」HPによる)。
 現地を訪れてみて、奈良時代半ばの甲斐における仏教の聖地のイメージがかき立てられるまでは、
まだ少し時間がかかるのかな、と感じられますが、同時に、早く天平のロマンが沸き立つような段階が
訪れるよう期待も増します。
 甲斐国分寺跡の文化財指定は、大正11年10月12日で、わが県の国指定文化財でも比較的早い時期の
ものです。戦前の文化財保護制度で、国の宝として保護の対象となったものですが、現在では、
文化財保護法(昭和25年法律第214号)により、適切な保存と活用が進められていると理解されます。

 そういえば、8月29日は、文化財保護法施行記念日です。

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