発掘調査してみたい昭和時代の橋 [川と橋の文化誌]
市川三郷町の黒沢地区に存在する橋の話です。橋の名前はわかりません。
発掘調査してみたい・・・といっても、地中に埋もれているわけではなく、
ご覧のように、川に架かった、実際に通行もできる橋です。
しかしこの橋、クローズアップしてみると、何ともぼうぼうとしていて、
詳細をつかみにくいのです。想像するのに、コンクリート製のアーチの桁を
もった橋で、やはりコンクリート製の欄干がつく桁橋のようです。
でも、埋もれている・・・。
こちらは、欄干と親柱の状況ですが、欄干のトップの高さまで
土が充填されているのでした。
少し広めてみて理解されたことですが、橋の前後の道がかさ上げされています。
それに連動して、橋も欄干のトップの高さまで路面がかさ上げされたもののようです。
何より土をどけて、そう発掘調査して、本来の姿を呼び戻せたらおもしろいだろうと
そんなふうに思えたのです。
その橋の状況、もう少しひいて見たものです。
この写真、見覚えがありそうですね。
上方に見えているのは、新万年橋であります。そうだいぶ以前に、
この新万年橋とそれに先行して存在した旧の万年橋の跡のことを
このブログの記事にしていますが、そのときに使用した写真と
おなじものなのでありました。
この昭和時代と思える古い橋で、土を詰めてかさ上げされた橋というのは
2007年12月26日の現地調査による成果にもとづくものでしたが、
このブログの記事にはなっておりませんでした。
昨日は「昭和の日」ということで、そのタイミングで取り上げようとした
のですが、わからないことが多くて、「昭和の日」の翌日の記事となったしだいです。
(わからないことの1つは、川の名前、新川の支流なのですが、まだわからずじまいです)