せきぞうにょらいぎょうざぞう [いのり・信仰]
石を刻んであらわされた仏さまです。
同じく石を刻んであらわされた蓮華座の上に座しておわしました。
市川三郷町上野の光勝寺さんの前の古道に面してお祀りされていました。
それにしても、すぐ左隣の仏さまや2つおいてその向こうの仏さまも、
上半身で折れてしまっているのに、また首からおられてしまった例もよく見かけるのに、
この仏さまはよく元の形をとどめておられ、それがまた尊く感じられました。
それに、この表情、すっかりと落ち着き払ったお顔をなさっておられ、
悟りの境地からこの長い歴史の果ての今の世を見つめられておられるようでありました。
頭部に丁寧に螺髪を表していて、如来のお姿だと思われる仏さまでした。
タイトルを漢字で表すと「石造如来形坐像」です。
おやなぎさんのリスト [いのり・信仰]
このブログの中には、いくつか、おやなぎさんをテーマにした記事があります。
それの目録です。
2013年01月30日 おやなぎさんリース
2012年02月13日 さるぼこまで・・・
2012年02月09日 輪になったおやなぎさんは・・・2012
2012年02月08日 内船浅間さん
2011年10月29日 積み重なった、おやなぎさん
2011年10月28日 もだんていすとナおやなぎさん
2010年02月25日 もう一つ、輪になった・・・
2010年02月24日 輪になったおやなぎさんは・・・
2010年01月17日 車田のおやなぎさん
2010年01月16日 波木井のおやなぎさん
2009年01月17日 西保・中村上公民館前の道祖神祭
2008年07月15日 西沢渓谷入口にて
2008年03月11日 おやなぎさんの輪
2006年01月08日 何してる? 2題
積み重なった、おやなぎさん [いのり・信仰]
甲州市塩山牛奥で見た道祖神さんです。
見た感じ、新しい道祖神さんですねぇ。
それにはきっと理由があるのでしょう。
一般的には、道祖神さんは前近代の社会の中で、発展してその形を造形されています。
でも、御維新の砌、というか、新政府の方針の中で、
集落の中心というか、そういう道祖神場、衢の神とした存在した道祖神さんを
神社の境内に納め、敬うようにお達しがあったので、衢の神が衢から消えて久しい時間が流れ、
地域ごとにそれが衢の本来の姿にもどっていった歴史があるようですが、
おそらくそういう長い歴史を反映しているものではないかと思われます。
なんていったって、平成5年11月吉日のご鎮座になっているのですから・・・。
でも、今回注目したいのは、いくつもおやなぎさんの輪っかが重なっていること。
一つの形ですね、道祖神祭りの後の・・・。
もだんていすとナおやなぎさん [いのり・信仰]
おやなぎさん、というよりは、おやなぎさんサークルです。
道祖神祭の賑やかな飾り、祭りがすむと、切り取られ、輪っか(サークル)にされ、
屋根の上に投げ上げられるのが伝統スタイルですが、
伝統はいつしか変わり、神社に納められたり、道祖神さんに掛けられたりすることも
多く見られるようになってきています。
そんな中、玄関脇にリースみたいに飾られていたのを目にしました。
それを見た際、何故か感激を覚え、その光景をカメラのレンズで切り取ってしまいました。
どうそじんば [いのり・信仰]
市川三郷町落居の網倉集落の道祖神場です。
前回の青面金剛さんは、こちらの道祖神場におわしました。
画面の向かって右手の並びの1つでした。
今回は左手に目を向けていきます。
そう古くない石積みの台の上に、2つ並んで石造物が見られました。
右側は、舟形の、いや卵形の石材に「道祖神」の文字が楷書で刻されているものでした。
そして左側、もう少し詳しく・・・。
男女2体の神様がレリーフで表されていて、仲良く手を取り合っているものでした。
峡南地域にあっては、しばしば見られる双体道祖神と呼ばれるものですが、
とくに、今回のもののように、新しくお祀りされたと見られるものが多いように思われます。
しょぉめんこんごうさん、あるいはさんえん [いのり・信仰]
ちょっと怒り顔の青面金剛像を見ました。
ちょっと怒り顔・・・当たり前でしたか・・・。
石像全体の形です。
そして青面金剛像の下の三猿の像です。
見ざる・言わざる・聞かざるの姿の三匹の猿。欠かせませんね、こうした石造物には。
お諏訪さんの境内のこかげさん [いのり・信仰]
そうはいっても、まだ曲輪田の諏訪神社です。
杉を中心とした社叢がゆったりとした雰囲気を紡いでいます。
実はこの画面のいちばん左手に、蚕影さんがお祀りされているのを発見しました。
こちらのそれで、「蚕影神社」と神様のお名前が刻まれていました。
「蚕」という字は異体字となっています。
さんえん3 [いのり・信仰]
これ、なぁ~んでしょう。
まあ、タイトルがあるからだいたい見当がつくなぁー、という方もいらっしゃるかと。
そうです。見ざる・聞かざる・言わざるの三猿ですよぅ。
そしてこれは、ある種の石塔の一部。
じゃじゃ~ん、こちらがその全体像。
しょうめんこんごーさん、でした。
ひらがなじゃ、わかりませんねぇ。
青面金剛さまでござります。漢字になると、なぜか「さま」づけだなぁ。
この前の日曜日に、甲州市の古刹、大善寺さんの境内で見かけたものです。
お寺の中に、こうした石像があるのって、とても不思議だなと思われますが、
あちこちじっくり見て歩くと、意外とあるものですね。
双体の道祖神さん、かな?! [いのり・信仰]
市川三郷町の上野地区で見ました。
おそらく双体道祖神と呼ばれる形式の 道祖神さんだと思われます。
そもれ2つ、並んでいました。
向かって右手のものです。
こちらは傘のようなものを挟んで、お行儀よく並んでいらっしゃいます。
向かって左手のものです。
こちらも傘のようなものを挟んで並んでいるのですが、お手々を取り合っていますよ。
仲良し道祖神さんです。
横根町、標高480mの道祖神 [いのり・信仰]
この時期は、道祖神さんがよく目につきます。
それは、道祖神祭りの名残の青竹やきれいな注連飾りなどがそうさせるのです。
自然石に「道祖神」と彫り込んだ、シンプルな形態の道祖神さんでした。
こんな景観の中に見られたのでした。