またお地蔵さまの話 [ふむふむ そうなんだぁ!]
この写真、よ~く 見てください。
これは甲州善光寺の境内にまつられているお地蔵さまの石碑ですが、
一つの石塔婆に、最下段から8段目までは各15体
9段目に10体、最上段に6体の計136体ものお地蔵さまが。
下の写真のように6体を並べたものはよく見かけますが
136体って、いったいどんな意味があるのでしょうか。
(こんなこと考えていると また山梨県庁から
カルトのレッテル貼られるかなぁ・・・ちょっと心配)
こちらは、東光寺さんの参道にあるものですが、
1石に6地蔵を浮き彫りにしたもので、地獄道・餓鬼道・
畜生道・修羅道・人間道・天上道の6道のすべてに出現して
救済をしてくださるという教えによって、江戸時代の後半から
庶民に支持され、盛んにこうした6地蔵塔婆がつくられ、
まつられたようです。
(それにしても、こちらはまた、たくさんですねぇ)
先ほどの136地蔵はというと、教えが少し違って
地獄の救済は、地蔵菩薩のみが行うことができるということで
さらに地獄も8大地獄にわかれ、その先こまかくわかれて
トータルで136地獄があるとされているので、
この136地獄にすべて現れてくださり、浮かばれるのを待つ
たましいを救済していただける...と。
はじめの写真は、こんな信仰にもとづくものなんだ
ということがわかりました。
そのかたわらには、毛糸の帽子をかぶせたもらったお地蔵さまが...
いつぞやのハロキチのエプロンをいただいたお姿が重なってきました。
(う~ん、かなりカルトになってきたなぁ)
2005-12-10 22:15
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