あんらくじ [寺院めぐり]
笛吹市石和町下平井にある、真言宗の安楽寺です。
寺伝は、貞享4年(1687)に、快貞という坊さんにより中興された
といいますので、それ以前からの古い寺院なんでしょう。
ただ、明治10年に焼失してしまい、
同19年に再建されたとも伝えられています。
現在は、観音堂のみとなっているようでして、境内の雰囲気から
もっともっといろいろな歴史があったように思われます。
こちらは、観音堂の前に奉納された石灯籠のうち、左側の竿の部分です。
元禄4年(1691)の紀年銘が確認できます。
また右側の石灯籠の竿には、さらに前年に当たる元禄3年と記され、
快貞さんによる再興事業がある程度進んだ中で、
信仰の厚い方があいついで、寄進されたものと思われます。
とくに、この写真の石灯籠には、寄進者が「武州江戸住」だとしています。
現在、市指定文化財となっている正観音像の説明板です。
ここの正観音さん、昨年秋の県立博物館の「祈りのかたち」展に
出展されていたので、ご記憶の方もいらっしゃるのでは・・・
《参考》
県立博物館の特別展の展示資料目録のURL
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/4th_tenjiannai_06tokubetsu003_mokuroku.htm
2007-01-17 07:46
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コメント(3)
この仏像は、現在県立博物館に寄託されています。
by nontan (2007-01-26 23:45)
nontanさま、やあぁ~、お久しぶりです。書き込みありがとうございます。
こまめに、いろいろなところをまわっているのですが、知らないことが多くて・・・冷や汗覚悟でいろいろ書いてます。よろしく・・・です。
by bnvn05 (2007-01-26 23:55)
恥ずかしながら、お気に入り登録させてもらっているのですが、年が明けてからまったく更新されていないので、おかしいなと思っていました。アドレスが若干変わっていて、新年以降が表示されていませんでした。
やっと原稿にめどがたちました。
私も負けずに少し歩きたいと思ってます。
今年もよろしくお願いします。
by nontan (2007-01-27 00:08)