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造形24 [エートマンの日記]

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 それは、鉄鋼材をボルトでつなぎとめたものでした。 

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 今回の造形も、前回(2007.2.22の「造形23」)同様
ちょっと大がかりなものです。
造形23を覚えておられる方は、すぐにピンとくるかと・・・

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 造形23との違いは、これとか、次の・・・

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 こうしたカットで見られる構造が、端的な差異です。

 そろそろタネあかししましょう・・・

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 国道137号の笛吹市御坂町上黒駒の神座山川に架かる「新十郎橋」です。
このカットは、御坂町側から御坂トンネル方向に向かう景観です。

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 で、御坂トンネル側から甲府側に向かう景観です。
この写真で分かるかと思いますが、幅広く構造された桁の上に
緩やかなカーブを描く路面が載っているの下路アーチ橋です。

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 造形23で紹介した「四ツ沢川橋」と、アーチ橋という大きな分類では一緒ですが、
はっきりと違うのは、四ツ沢川橋が上部アーチと橋桁の間
ワイヤーで支えるのに対し、こちらの「新十郎橋」は
トラス構造の鋼材でつないでいるところと、
四ツ沢川橋がなめらかなアーチなのに対し、
こちらは、角々しているところがある、この2点です。

 四ツ沢川橋は、ニールセン・ローゼ橋という形式であるのに対し、
この新十郎橋は、トラスド・ランガー橋という形式を採用しているのです。

 それぞれの橋が果たす役割や設置される地形などの違いを考慮して、
そこに、もっともあった形が採用されているのであり、
橋一つにも文化が感じられます。

 あっ、またもや、メタルカラー傾向です。

(撮影: いずれも 2007.3.12)
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