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寺院跡?! [地域の小さな歴史]

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 昨日(5/14)ご紹介した火の見櫓のある場所が、今回の話題となります。
そこにある建物の正面には、「上野コミュニティセンター」という文字が見られました。
少し昔風にいえば、地域の公民館ですね。
 つまり、火の見櫓は、公民館の敷地の一角に、
9階建て半の高さで立っていたのです。

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 この公民館の敷地の一角には、こんな光景も見られました。
こうしたものは、今とは違う、その土地の過去の姿を教えてくれるようです。
どんな性格の場所なのか、少し気になりましたので、次に
その一つひとつを観察してみます。

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 はじめは、不動明王の石造物です。

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 その隣の自然石を利用した板碑で、中央に「下野国岩船地蔵大菩薩」と
彫り込まれており、さらに右側には石碑の建造時期を示す、
「享保四年・・・」の文字が読み取れました。

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 おやおや、下の方に“見ざる云わざる聞かざる”の三猿が陽刻されていて、
庚申信仰に関係した石塔であるといえるものですね。

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 次に認められたのは、「三界万霊塔」でありました。
やはり何といっても、寺院があった・・・という歴史を伝えているようです。


《補記:2024.4.26》画像リンクの再設定を行いました。

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コメント 2

oberisuku

ひのみちゃんは地域の人の安全を、公民館は地域の輪を、そしてお寺は地域のココロの憩いの場、どれも地域にとって大切な役割りを担っているんですよね。
by oberisuku (2008-05-15 22:51) 

bnvn05

たいへん遅くなりましたが、oberisuku様 ありがとうございました。
地域にとって大切なもの、よく見ないと見過ごしがちですが、注意を払っていきたいですね。
by bnvn05 (2008-05-20 11:01) 

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