SSブログ

火の見ちゃん39 [火の見櫓]

091107hinomi01.jpg

 火の見ちゃんシリーズの39作目は、甲斐市菖蒲沢で見た火の見櫓です。
とてもスマートな火の見櫓ですね。

091107hinomi02.jpg

 下から見上げると、丸い望楼と、その上部に取り付く3方向の拡声スピーカーが
とても印象的です。

091107hinomi03.jpg

 この菖蒲沢の火の見櫓も「中村ポンプ」という甲府市内の制作者の作品であることが、
取り付けられたプレートから判明しましたが、
ここではさらに建造年月の部分の刻印を読み取ることができ、
それによると、「昭和四四年五月」だとわかりました。
1969年ということですから、今年で「不惑」を迎えたと言えますね。

091107hinomi05.jpg

 火の見櫓とセットになる消防施設です。
赤く塗られた2つの扉の内、右側の上部には「双葉町消防団第三部」とあり、
左手の方には、扉の上部に「菖蒲沢防災資機材庫」とありました。
右手の、かなりアンティークなブロック積みの消防団の機材庫に、
地域の防災倉庫を付け足したような形に見受けられます。

091107hinomi04.jpg

 菖蒲沢という地域は、かつて「双葉町」の一集落でしたが、
いまは甲斐市の一部になっています。
ということで、この火の見櫓も、いまは甲斐市消防団の傘下の部隊の
管理になっており、地域の安全を見守り続けているものと思われます。

 でもこうした不惑を迎えるような火の見櫓も、火災発生の連絡や
消防団員の招集などについて、無線や携帯電話によって、ことが足りてしまう時代になり、
見張り機能は低下し、ホース干しや放送塔の役割しか無くなって行くみたい・・・。
団員となる人も減少傾向ともいわれ、不惑ではなく、惑々になってしまうようですね。
これからも、どうぞがんばってください。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0