SSブログ

みさか・38 あるいはエートマンの執念 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

100409misaka38b.jpg

 昨日(2010年4月9日)の午前、仕事でフィールドに出ました。
その時に撮影した写真の極々一部に今回のテーマが写っていました。
そうです、ぼんやりとですが、いくつか送電線鉄塔が写っています。
もちろん、それをねらったのではなくて、大きな写真の一部にそれが写り込んでいたのです。

100409misaka38c.jpg

 その写真から、さらに今日のテーマの部分を切り出し、画像補整をかけました。
写真のほぼ中央に写っているのは、後でわかったことですが、
東電の御坂線の38号鉄塔でした。
実は、この写真で、目をこらしてもわからないと思いますが、
38号鉄塔に重なるように、赤と白の模様のクレーンが存在していたのです。
それはその後、場所を移すことになり、近くを車で移動した際に、
より明確に状況を視認したのです。
鉄塔の工事が行われているのではないか・・・・・。

100409misaka38a.jpg

 気になって気になって、仕事が終わってから、現場を探しに行きました。
でも、日没後、相当時間が経過していて、真っ暗に近い状態。
コンパクトデジカメに、システムの限界の8秒間露光をさせて、撮ってみてもこんなもの。

100409misaka38d.jpg

 でもね、テーマの部分のを切り出してみたところ、ほら、けっこう写っていましたよ。
モモ畑の枝や支柱が重なって、かなりわかりにくいですが、右側が、現役の御坂線38号鉄塔です。
そしてそのすぐ左側に、より大きくてより複雑な腕金が取り付いた鉄塔ができあがっていたのです。
もうクレーンは、確認できなかったのですが・・・。100410misaka38a.jpg

 翌日の夕方のことです。
前の日の夕闇の中で見たのと ほぼ同じ場所まで行ってもう一度チェックしたのです。

 なぜ、また夕方なのか。もっと日の高いうちに見ればいいじゃないか・・・。
そんなふうに思われるかもしれませんが、なかなか時間は自由にはならないのです。
それでもなお、時間を盗んでは、見に行く執念・・・とご理解ください。

100410misaka38b.jpg

 それで、もう少し高い場所から見ればもう少したくさんの情報が得られるのではないか・・・。
再び夕闇が迫り来るなかで、とことこ坂道を駆け上がりました。
左側の新しい鉄塔の腕金の見え方が変わってきました。
 こうして見てくると、どうもこの鉄塔の建て替えは、
送電線の分岐の必要があってのことなんだなぁと思えたのでした。
あるいは、この辺りに変電所ができるのでは・・・。
でも、単に分岐だけだったら、建て替えなくても行ける例もあるし・・・。
かさ上げも兼ねているようでもあるなぁー。
ともかく、こんなローカルな場所に電力需要が新たに発生するなんて、ちょっと不思議。
でも頼もしい・・・。

100410misaka37a.jpg

 ずっと撮影ポイントを求めて上がっていくと、ついに
送電線ラインの直下までたどり着き、そこで振り返ると1つ東側の鉄塔がありました。

100410misaka37b.jpg

 こちらの鉄塔は、御坂線37号鉄塔。高さ56mで昭和63年1月の完成・・・ということか。

100410misaka36a.jpg

 御坂線37号鉄塔の周囲はモモ畑。
でも、標高がかなり高いので、まだ花は咲き始めたばかり。
鉄塔と咲き始めたモモの花越しに 向こうに見えるのは36号鉄塔かな。

100410misaka36b.jpg

 うっすらとですが、やはり「36」の鉄塔番号が確認できました。
ということで、建て替え鉄塔の近くまでたどり着けず、
また望遠撮影しても夕暮れ時の逆光のため鉄塔番号が確認できませんでしたが、
こうした状況から、立て替えが進むのは、御坂線38号鉄塔と結論づけられたのです。

100410misaka37c.jpg

 この37号鉄塔のある場所から、のぼってきた下の方向、
即ち甲府盆地の東部を見ると、次第に濃くなっていく夕闇の中に、
ピンクの絨毯が広がるのがよく見えました。

100410misaka38c.jpg

 さて、この場所にたどり着く前、
まだ少し太陽の光が残っている時間に、金川の対岸から、現場を見ました。

100410misaka38d.jpg

 さらに望遠を効かせて見ると、御坂線38号の新旧の鉄塔が
ちょうど重なって見えるのでした。
そして、鉄塔の足下の方には、赤白に塗り分けられたアームを持つ
クレーンの存在も確認できました。
工事は進行形なようです。
この先、どんな風になるのか、たのしみです。
またレポートしますが、その時は、明るい時間帯になるようがんばります。
では、また・・・。

 なお、ここまでこの記事で、長々と
執念というか、単なるこだわりにお付き合いくださった皆さま
たいへんありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。