木の陰に「こかげさん」ありました [いのり・信仰]
またまた山梨市万力の金桜神社境内でのスケッチです。
あの長い登り道からなる参道の初めの方に、ヤツデやツバキなどの木々に隠れるようにして
「こかげさん」がお祀りされていました。
一文字目がとても難しい字ですが、いまの漢字で表すと「蚕」 そして全体で「蚕影山」。
養蚕が盛んな頃、カイコの健全な成長とそのもたらす恵みの多きことを祈ったもの。
いまでこそ、県下有数の果樹地帯ですが、その昔は、養蚕もやっていたんですね。
「その昔は」って、どれくらい昔なのでしょうか。
木々に埋もれるようになっていたので、石碑の裏に回り年代を見るようなことはしなかったのですが、
前回の安岡さんと同じような時期ではないかと思われます。
というのも、「蚕影山」の書をしたためたお方の名が、
「山梨縣蚕糸課長従五位勲五等武田七郎謹書」とありましたものですから。
武田七郎さんも、いずれもう少し手がかりを得たら、カテゴリ「人物館」にご登場願いましょう。
2011-01-11 22:39
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