いざ、精進ヶ滝へ [川と橋の文化誌]
石空川の渓谷に沿って、3つの滝を越え、精進ヶ滝を目指すお話の完結編です。
3つの滝をクリアしたところで全体工程に約50%でした。
その辺りは、「竜洗峡」とよばれるところでありました。
付近の渓谷には、岩脈を流れが洗掘し、洗濯板のような状況が見られるところがありました。
竜を洗うのにいい・・・のか、竜が水浴しながら通ったのでそうなったのか・・・。
「竜洗峡」とは、そんな状況から名付けられたものなのでしょう。
定員3名のはしご段が多く連なる遊歩道を進み行くと・・・。
ようやく到達。精進ヶ滝でございます。
前々回の精進ヶ滝橋の記事で、石空川の読み方をご紹介した際に、
説明文の一部を取り出した看板は、実はこれでありました。
タイトルは、「南アルプス国立公園 / 精進ヶ滝 / (北精進ヶ滝)」でございました。
ついでといっては何ですが、全文いってしまいましょうか。
石空川は、鳳凰三山地蔵岳に源を発する大武川水系最大の支流です。 奥に見える「精進ヶ滝」は、標高約1400m付近に位置する南アルプス有数の巨瀑 で、東日本では最大級の落差121mを誇っています。その昔、神仏に祈願するため、 この滝を浴び身を清めたことが名の由来です。また、小武川の支流ドンドコ沢にある 南精進ヶ滝に対して「北精進ヶ滝」とも呼ばれています。 一方、手前に見える滝は「九段の滝」で、その形状からこの名が付けられました。 ※ 平成2年4月、日本の滝百選に選定
(以上、精進ヶ滝の説明板より)
では、ご覧ください、精進ヶ滝でございます。
説明板の文に沿いながらもう少し細かく解説すると、300mm望遠でとらえた
こちらの方が、今回のテーマの「精進ヶ滝」であります。
相撲でいえば十両以上の関取さんです。
同じく望遠レンズを通してみた、こちらが「九段の滝」です。
お相撲さんでは、幕下ということですね。
「一の滝」を序の口に喩え、順に見てきた石空川の滝たちは、幕下とその上の十両以上で幕。
何か必要以上に奇をてらった説明でしたが、ともかく精進ヶ滝、
しぶきがかかるほど近くまでいけないのですが、見ているだけで涼を感じたのでありました。
こんなふうにね。 (了)
2011-07-19 22:01
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