再び旧奈良駅舎 [エートマンのお出かけメモ]
JR関西本線、今では大和路線の愛称を持つその区間の主要駅である
奈良駅に降り立ちました。その駅前でのスケッチです。
朝の8時過ぎ、急ぎ足で行き交う人の姿を横目に、そうじっくりしてもいられませんでしたが
朝の空気の中で、凛とした建物、いいなぁと思いながら眺めました。
どうしてこの旧駅舎に惹かれるのでしょう。
それはなんといっても、2002年(平成14年)から進められてきた奈良駅の
連続立体交差事業により、いったんは解体撤去される運命だったものが、
保存を望む声に押され、曳家工法まで採用して こうしてまた新たによみがえった
建物だからであります。
こういうこと、山梨では想像すらできなかった、残念な想いがあるからです。
今は、奈良市の総合観光案内所として利用されているそうです。
所用が済んで、お昼過ぎ、再び奈良駅前に戻ってきて、再び仰ぎ見ました。
宝形づくりの屋根の頂点には、五重塔の上に乗せられているような相輪塔が
付いています。
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避雷針を兼ねているのでしょうか。水煙に相当する装飾です。
古都奈良の空に、昭和9年の雰囲気を掲げて、現代から未来への指針となっている
そんなふうに感じられました。
今回のタイトル「再び旧奈良駅舎」としているのは、次の過去記事を踏まえたものだ
という意味であります。今回は、かなり簡略に済ませていることを、ちょっとばかり
丁寧にメモしております。よろしければご参照ください。
「奈良でのスケッチ・2題」2008.11.9
2015-11-08 18:24
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