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近隣集落の古民家建築 [地域の小さな歴史]

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 元日の午後の散策で、少し離れた集落の中を歩いてみました。そこでは、いく
つかの古い民家建築を見ることが出来ました。今回はそのスケッチです。
 最初は、突き上げ屋根のある切妻藁葺き屋根民家で、波板鉄板葺きに変わって
いる建物です。百年は経っていそうな感じ、養蚕を盛んにしていた頃の建築様式
だと思われます。

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 最初のと狭い通りを隔ててのお隣に、切妻藁葺き屋根で、同様に鉄板がかけら
れた建物の妻面が見られました。こちらはずいぶん軒の出が小さく、土壁の痛み
が激しくなっています。

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 痛みが激しいせいで、土壁の下地などが観察できるのがまたおもしろです。

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 そこから少し歩みを進めると、土蔵が見られました。役割を終えかけたような
梯子が味を添えています。

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 すぐにまた別な土蔵が見られました。

 こんなふうに、歴史を伝える建物群、いったいいつまで残っていくのかしら…。

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