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門前、市をなす [まつり・行事]

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 直前の「あんようじ(安養寺)」の記事の続きですが、
年に一度、お寺さんの前に県道に市が立ちます。
沿道約1キロメートルほどの間に、さまざまな出店が出て、
お参りを兼ねた多くの人出が見られます。

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 安養寺のお地蔵さんと、門前の位置の歴史について、
境内の説明板は、お地蔵さんが鎌倉時代に祀られ、
市は江戸の初めには確認される、と伝えています。

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 市には、農家の仕事や暮らしの中で使う木製品が中心で、
古くは、そうした什器を調達するまたとない機会であったようで、
売る人、買う人が値段の交渉など掛け合いが行われ、
ある意味、地域社会、暮らしを支えていたように思われます。

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 門前の市は、十日市と呼ばれ、
甲府盆地に春の到来を告げるお祭りともいわれています。

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 市が開かれる一帯は交通規制があり、車の乗り入れができないので、
マイカーで乗り付けた場合は、近くの若草小・中学校の校庭などに設けられた
臨時駐車場を利用することになります。
この場合、駐車場代としてではなく、
祭りへの賛助金として500円が必要となるようです。
祭りは、今日、2月11日の夕方近くまで続きます。

 今日は、「建国記念の日」
身近な地域の伝統や文化に、じっくり触れてみるのも
いいではないでしょうか。
(って、この文句は、毎年この日の決まり文句です(〃^∇^)o彡 )

田の神まつり2009 [まつり・行事]

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 今年も見ました、田の神のお祭りのあと・・・
昨年見たのは、2008年1月21日で「田の神まつり」という記事になっています。
この写真の状況は、松の小枝を用いている点で、
昨年のそれと同様です。

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 今年見たものに、もう1つ、別なバリエーションがありました。
それは、松の小枝ではなく、写真ではわかりにくいとおもいますが、
南天の実が供えてあるものです。
 いずれも1月20日に、中央市極楽寺の集落の周りで見たものです。

西保・中村上公民館前の道祖神祭 [まつり・行事]

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 前の記事を受けた内容となります。
西源寺さんから東側、遠くに小田野山が見え、
手前には、左手に火の見櫓が見えます。
火の見櫓のある場所は、たいてい集落の真ん中どこら・・・。
そして、右手の方をじっくりご覧ください。
カラフルな道祖神祭りの飾りが立てられているのが目にとまりました。

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 もう少し接近してみたところ、そこは「中村上公民館」と表札がかかった
地域の公民館の前庭のような場所でした。
もちろん集落の中の縦横の道路が交差する辻でもありました。
こうした集落の中の位置で道祖神祭が行われるのだな、と思いました。

 さて、その後、おどろきの新事実が・・・。

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 いっぱんに「おやなぎさん」とかいわれる道祖神祭の飾りですが、
その上の方を見上げて見ました。
もうお気付きでしょうか。
色紙を切ってつくった飾りに混ざって、変わったものが吊り下げられています。
というか、吊り下げられているものは、お風呂で使うプラスチック製品や、
ちりとり、ハンガーなどの雑貨で、それ自体変わったものではないのですが、
その状況が、エート・マンの心を打ちました。

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「おやなぎさん」の下の方を見ても、ありましたよ。
お風呂で使う長靴やら何やら・・・。
いったいどうして、そのような日用雑貨がつるしてあるのでしょうか。
大きなナゾです。
道祖神祭は、伝統的な行事のはず・・・。
でもそこにあるものは、最近の日用雑貨。
昔からそうしたものがあったとは思えません。
道祖神祭のスタイル自体、地域ごと、集落ごとにかなりバラエティがあるもですが、
どこでもこんなのあるのでしょうか。それともここだけ?
こんど誰かに聞いてみなければ・・・。

 最後に、山梨市牧丘町西保の中村上公民館前の道祖神祭の飾りの
全体像をもう一度ご覧ください。

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どんどんやき 2009 [まつり・行事]

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 職場を仕舞いにして、とんで帰ったのが19時過ぎ。
今年はすでにピークは過ぎて、自治会の役員さんと
消防団の方だけになっていました。
右端が集会所前の道祖神さん、左手がどんどん焼き場です。

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 まずは、道祖神さんにお参りして・・・。

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 そして、どんどん焼きの火にあたりました。
体が温まります。
この火で、よく体を温めると風邪をひかない・・・、といわれています。

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 後から来られて、お習字を火に投げ入れられた方もおられました。
風もなく、穏やかに時間が流れた2009年の、わが地区のどんどん焼きでした。

14日でなくても・・・ [まつり・行事]

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 甲府盆地のほぼ真ん中にある昭和町で、今日の日暮れ時に見かけた光景です。
郊外の水田が広がる場所に、消防車が・・・。
はっぴを着た消防団員の方々も見かけられます。
何事が起こった、若しくは、起こりつつあるのでしょうか。

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 消防団員の方々のおられる右側の先の田んぼの中には、こんなものが・・・。
稲わらを積み上げたお山が二つ。
稲わらには、注連飾りも付けられているようです。

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 ははん、そうか。
これは、どんどん焼きの準備が進められているところなんだ。
消防車のある場所のようすから、単に準備だけでなく、
きっと、今晩、あの稲わらのお山に、火が入るのでは・・・と思われました。
 エート・マンの住む集落では、いまも正月14日の晩に、どんどん焼きをしていますが、
聞くところによると、14日前にどんどん焼きを行うところも増えてきているようです。
 また、本来では、道祖神場でどんどん焼き、すなわち道祖神祭りが行われるのですが、
市街地では、火災の心配から、こうした市街の外れの
田んぼの中で行われることもあるようです。

吉田の火祭り(前日の光景)見てきました [まつり・行事]

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 昨日、故あって、富士吉田の町をほっつき回る時間がありました。
写真は、市内有数の名所である金鳥居です。
 そういえば、今日、8月26日は、日本三奇祭の1つとされている
「吉田の火祭り」が行なわれる日であり、
昨日は、その前日に様々な準備が進められている光景を目にしました。
今回は、そのようすをメモります。

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 お祭りのメイン会場(?)となる通りには、祭りの呼び物の1つの
大松明(おおたいまつ)が、歩道部分に用意されていました。
火を使うので、路面を痛めないよう、盛り土をしてその上に大松明を据えるようですが、
土と横たえた大松明が既に配置されていたのです。

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 ちょっとわかりにくいので、方向を変えてみました。
大松明は、雨に濡れ湿ってしまうと火の付きが悪くなるので、
ビールで養生されていました。

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 こうした状況を初めて目撃したので、ずいぶんと勉強になったのですが、
大松明には、1つひとつ、スポンサーがついていて、
それがきちんと表示されていました。
伝統的な祭りを支える地域の力・・・というものを感じたのでした。
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おやなぎさんの輪 [まつり・行事]

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 昨日、正一位の道祖神さんを紹介しましたが、
それが18世紀後半のものだったのに対し、
1週間ほど前(3/3)に身延町北川の大曽里地区で、新しいけど
同様な道祖神さんを見ていたのを思い出し、ここに取り上げます。

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 峡南地域に多く見られる双体道祖神の形式をとっていますが、
これ自体の造立は、昭和61年で20世紀末ということであります。
これを見て(正一位の文字はないですが)伝統が続いているなぁ、と感じました。

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 で、ここでの注目点は、その双体神像の足下の竹の輪であります。
何だかおわかりの方は、けっこうな道祖神ツウで、正一位をあげちゃいたくなります。
これは小正月の道祖神祭りの飾りの一つ、「おやなぎ」さんの
垂れ下がった一条の飾りを祭りの後、取り外して、丸めて
この道祖神さんにかけているということです。

(たしか、こんなのどこかの博物館で見たことあるなぁ・・・うん、けんぱくんとこだ・・・
 いえ、あっ、さいきん、ひとりごとがおおくて・・・・・)

正一位・・・ [まつり・行事]

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 鰍沢町箱原で、昨日(3/9)、見かけた道祖神さんです。
石積みの段上に、さらに方形の基壇があり、その上に祀られていて、
基壇の前には、左右に石灯籠一対が配されています。

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 背面に、安永8年(1779)の年号と「箱原村・・・」の文字があり、
正面には、「正一位道祖大神」と彫られているサイコロ型の基礎の上に、
双体神像が浮き彫りにされた、ちょうど将棋の駒のような形のものでありました。
道祖神さんも「正一位」だなんて知らなかったです。

田の神まつり [まつり・行事]

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 甲府盆地では、昨晩のうちに、うっすらとした積雪がありました。
平地では、午後にはかなり少なくなりましたが、
暦は「大寒」 肌寒い一日となりました。

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 そんな中、中央市成島の水田で、お祀りの後を見つけました。
民俗学的なことは、まったく知らないので、よくわかりませんが、
田の神の祀り、それもお正月の、あるいは小正月の、
おそらく予祝祭だと思われます。
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どんどんやき 2008 [まつり・行事]

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 今年も、わが集落のどんどん焼きをご紹介します。
初めは、小正月祭り行事のメインの道祖神さんです。

 なお、次の過去記事もよろしければご覧ください。

* どんどんやき(2006)
 ・キーワードは、小正月・どんどん焼き・繭玉(おめーだま)・おぶっく
** どんどんやき 2007
 ・キーワードは、道祖神場・お神酒・ワラ・松飾り・習字・繭玉だんご

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 今年は、風もなく、集落の真ん中で火をたくにはよい条件となりました。
夕方6時過ぎに、ワラに火が入り、集まった集落の老若男女は
繭玉だんごを焼いたり・・・

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 子どもは、書き初めの習字を、字がうまくなるようにとの願いを込め
火に投げ入れます。

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 火を扱う祭りなので、今では地域の消防団の方の管理の下に進められます。

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 この火に当たり、よく体を温めると、一年間じょうぶでいられる・・・
そんなふうに伝えられてきていますが、火の周りで、
体を温めながら、話も弾んでいました。
火に当たりながら語らうというのは、「他の動物にはできないこと・・・」
ということをどこかで聞いたことがありますが、どんど焼きは正にそんな感じです。

 なお、ワラ灰は、翌朝、消防の役員が片付けるのですが、
昔は、翌朝にこの灰を競争で持ち帰り、家の周りにまいて
厄除け・虫除けを祈ったという話も、
火に当たりながら年配から聞くことができました。
灰をこたつにいれ、火伏せを祈ったとも聞いたことがあります。
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