ある万年橋 [川と橋の文化誌]
「ある万年橋」???
そう万年橋です。
この万年橋は、甲府市増坪町地内にあって、濁川に架かっています。
でも、何で橋桁がゆるいアーチ型をしているのでしょうか。
何か、葛飾北斎の冨嶽三十六景の中の「深川万年橋下」という作品の
万年橋に似ています。
「深川万年橋下」という浮世絵作品について確認されたい場合は、
次のページが便利です。
http://www.museum.pref.yamanashi.jp/4th_fujisan/01fugaku/4th_fujisan_01fugaku36_04.htm
またヘンなタイトルに戻りますが、「ある・・・」ってことは、
他にも“ある”ってこと???
そうです。他にも万年橋はありますよ。
先の深川万年橋を初めとして全国的にもたくさんあるようですし、
山梨県の中に限定しても、知っているだけで、ここを含め6箇所(*注)もあります。
橋の名前について、最近、いろいろと気にしていますが、
この万年橋も、きっと深いものがあるのではないでしょうか・・・。
(撮影: 2007.12.10)
*注:その後さらに増えておりまして、その状況は「万年橋のインデックス」という
記事をご参照ください(2017年2月14日記)。
2007-12-18 23:03
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この記事を読んで、つい最近読んだ柳田国男の「橋の名と伝説」という短文を思い浮かべました。
by nontan (2007-12-20 22:37)
nontan様 コメントありがとうござます。
なのに、反応が遅くなり申し訳ありません。
実は、定本柳田国男集第5巻がなかなか見つからなくて、
その文章を読んでからコメントをお返ししようと思いましたが、なかなかダメですよ。お恥ずかしいですが・・・
by bnvn05 (2007-12-23 23:24)
いえいえ、件の文章は24の橋の名前の由来について記しているだけで、万年橋とは直接関係ありません。ただ、最近柳田国男にちょっと関心がありまして、斜め読みしているもので。今更と言わないで下さい。
by nontan (2007-12-24 21:05)