本遠寺スケッチ・その2(完結編) [寺院めぐり]
前々回の「本遠寺スケッチ・その1」で使用した最初の写真ですが、
再びご覧いただくのは、この写真の右端にご注目いただきたいからです。
ほんの少しですが、白壁の建物が見えていますね。
位置を変えて見たものが、こちらの写真です。
屋根には、緑がかった釉薬(うわぐすり)がかけられた瓦が葺かれています。
その下り棟の途中に、ゴジラのような形の飾り瓦が配されているのが、
興味深く目にとまりました。
前回の記事は、途中でお終いになってしまいましたが、
これだけを見ていると、ほんとにゴジラによく似てますよね。
少しだけ引いて見ますと、屋根の下り棟の途中で、
すごみのある怖いお顔で、辺りに睨みをきかせています。
睨みつける先の方、下り棟の先端には、古代の寺院の大棟の両端によく見かける
鴟尾(しび。沓形=くつがた=とも呼ばれる)が付けられているのも、
とても興味がそそられました。
反対の向かって右手の下り棟には、こちらのゴジラがいました。
(角はもともとないのか、それとも年月の中で失われたのか不詳)
こちらの写真は、今回、問題の建物の全景を、
後々の記事で触れる予定の「お万の方」さまの墓所の方から見たものです。
未確認(直接お寺さんに伺えばよいのですが、それができなかった)ですが、
この建物は、宝物庫ではないかと思われます。
この宝物庫に、火災や盗難などの災いが寄りつかぬよう、
今日も今晩も、休むことなくゴジラ立ちは睨みをきかせ続けているのです。
2009-09-05 23:56
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コメント(2)
管理人様の意図を酌まぬ「かわいい」発言で
失礼いたしました。
私には、パッと見
「なめくじの大将」に見えてしまったのでした。
「お万の方」さまが気分を害していないとよいのですが…(笑)
by kawazuya (2009-09-06 14:10)
kawazuyaさま、重ねてのコメントありがとうございました。
だいじょうぶです。失礼なんかじゃありません。エート・マンは、まだ未熟者ゆえ、すぐにドキドキしてしまう、そういうことであります。
「なめくじの大将」もすてきな見方だと思います。どう見えるか、きっと一人ひとり違ってます。ゴジラと決めつけて、それでお終いというのは、とてもつまらないこと。こうしたいろいろな見方をお知らせいただき、エート・マンの感覚も一人前に育っていくことができるとよろこんでおります。
「お万」さまも、とても“大きな”女性であられたご様子からして、こうしたことに一々のおとがめはないものと勝手に思っております。
南無妙法蓮華経、なむみょーほうれんげぇーきょーっ。
これで、だいじょうぶ・・・たぶん。
by bnvn05とか (2009-09-06 14:46)