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佐久間ダム逍遙・1 佐久間電力館 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 佐久間ダムの見学の前に、こちらを訪問しました。
佐久間電力館です。
佐久間ダムを建設した際の、現場プラントの後に出来たPR館です。

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 佐久間電力館は、佐久間ダムと佐久間発電所の歴史や役割などを説明する企業博物館で、
ダムと発電所とこの電力館の運営は、J-POWER、すなわち電源開発株式会社でありました。090909sakumadenryokukan03.jpg

 電力館は、入場無料で、訪れたときは平日ということもあって、
貸し切り状態・・・。
受付で確認したところ、館内の写真撮影はOKということで、
早速、館内の見どころ紹介・・・と、いきたかったのですが、
持ち合わせたデジカメのバッテリーに残量警告が・・・。
電力館に来て、電力切れとは、ショボショボ・・・。
なので、ところどころのご紹介となりますが、まずは入ってすぐのガイダンス。

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 カメラの電池切れが、頭の中のメモリー切れにもつながり、
見学したものの多くが飛んでしまったのですが、強く残っているのは、これ。
佐久間ダムの建設経過を示した400分の1スケールのジオラマです。
1955年頃のダム躯体のコンクリート打設を進めている状況が、
模型によって、詳細に再現されていました。

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 わが国の高度経済成長を下支えする電源開発のため・・・、
この課題を実現させるために、驚異的な技術と努力がつぎ込まれたようです。
1955年かぁ、感慨深いなぁ・・・。

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 電力館は、初めにもふれましたが、模型の中にも見られるように、谷を削って、
ダムを造るための、たくさんの足がかりが設けられた、その1つを利用したもので、
展示室内の一角は、当時、削りだした岩盤がむき出して見られるようになっていて、
その手前に、スリーブ状のデザインによって写真による説明が並んでいました。
これは、先の模型とほぼリンクする、昭和30年12月の
「第一次湛水後のダム全景」というキャプションがある記録写真です。
完成までには、まだ間があるものの、すでに水が湛えられ始めていて、
仮放水路から水が勢いよく流れ出しているのがわかります。
こうした工事により、完成した佐久間ダムですが、
いまのダムのようすは、この後にアップ予定の、ダムの現状の見学記で見ていきます。

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 こちらは、館内の展示のお終いの方に置かれていた、
コマツ(当時は、小松製作所です)製のトンネル掘削マシーンの10分の1模型。
ダム建設のどの部分に使用されたのか、説明を見落としてしまったのですが、
コマツのHPの HOME > 商品・サービス情報 > 地下建設機械
とたどって見たページでは、

  コマツは、1963年に日本で初めてとなるTBM(Tunnel Boring Machine) を開発して以来、   トンネル掘削機メーカーとして常に技術をリード

と、ありましたので、これは、直接的な資料ではなく、その後だったら
こうした優れた機械も登場するのだけど、当時はたいへんだったんだよ、的なものか
と思います。
以上、とりとめもない、佐久間電力館の見学記でした。

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 今度は、もっとじっくり見たいなー。
また“行きたい博物館”カテゴリに登録!!!、と。
(・・・これはエート・マンの頭の中のカテゴリです・・・)


《参考となるWEBサイトのご紹介》
 こんないい加減なエート・マンの見学記では、
佐久間電力館のことは、ほとんどわかりませんねぇ。
実は、肝心なJ-POWERの公式サイトには、この電力館のことについての
基本的な情報が見つからなかったので、いろいろチェックしてみたのです。
もっと知りたい、そんな方のために、見つけた参考サイトをご紹介します。

その1) 佐久間電力館 @nifty 地域ガイド
その2) 佐久間ダムガイド(その中に「佐久間電力館」があります)
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