本殿裏の社叢にコウヤボウキが・・・ [季節の話題]
先日訪れた山梨市万力の金桜神社にまつわる話題、もう1ついきます。
それは、このコウヤボウキにまつわること。
神社の境内は、アカマツを基調とした社叢となっていますが、
アカマツの林の林床には、このコウヤボウキがよく見られるようです。
ここでも、本殿の周囲に、とくに多く見られました。
以前、このブログの中で、コウヤボウキを話題として取り上げたときに、
いっぱい集めて、昔つくったような箒をつくってみるんだ、と述べたことがありますが、
今回は、いっぱいあったにもかかわらず、1本も採ってきませんでした。
畏れおおくて、というのもありますが、刈り取る刃物を持っていなかったこともあります。
このコウヤボウキ、小さくてもれっきとした木本、落葉低木です。
だから、簡単には、折り採れません。
でも、子どもの頃には、素手で採って歩いたような・・・。
無理矢理折り取ろうとすると、根っこまで取れてくるのです。それはやはりまずいですから・・・。
神社の境内に、赤い標柱があり、何か書いてありました。曰く、
私たちの貴重な財産「松」
後世まで守り育てましょう
でも悲しいかな、手前に松の切り株が見えるように、社叢のアカマツ、
そうとうに松食い虫の被害を受けていて、枯死するものが多く見られる状態。
アカマツと人間社会の関係が劇的に変化し、関係性を喪失ことなどがその背景にあり、
ある意味しかたないかと。若松を積極的に植えるだけではなぁ・・・。
また昔のような、松葉を掃いたり、コウヤボウキで箒を作ったりする暮らし、やりますか。
あるサイト(岡山理大・波田研のHP)で、コウヤボウキのこと調べなおしていたら、そこに
「将来は珍しい植物の仲間入りをするかもしれない。」とあったのが印象的でした。
2011-01-12 23:20
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