SSブログ

本殿裏の社叢にコウヤボウキが・・・ [季節の話題]

110108kanazakura_yamanashimanriki15.jpg

 先日訪れた山梨市万力の金桜神社にまつわる話題、もう1ついきます。
それは、このコウヤボウキにまつわること。

110108kanazakura_yamanashimanriki16.jpg

 神社の境内は、アカマツを基調とした社叢となっていますが、
アカマツの林の林床には、このコウヤボウキがよく見られるようです。
ここでも、本殿の周囲に、とくに多く見られました。

 以前、このブログの中で、コウヤボウキを話題として取り上げたときに、
いっぱい集めて、昔つくったような箒をつくってみるんだ、と述べたことがありますが、
今回は、いっぱいあったにもかかわらず、1本も採ってきませんでした。
畏れおおくて、というのもありますが、刈り取る刃物を持っていなかったこともあります。
このコウヤボウキ、小さくてもれっきとした木本、落葉低木です。
だから、簡単には、折り採れません。
でも、子どもの頃には、素手で採って歩いたような・・・。
無理矢理折り取ろうとすると、根っこまで取れてくるのです。それはやはりまずいですから・・・。

110108kanazakura_yamanashimanriki17.jpg

 神社の境内に、赤い標柱があり、何か書いてありました。曰く、

   私たちの貴重な財産「松」
     後世まで守り育てましょう

 でも悲しいかな、手前に松の切り株が見えるように、社叢のアカマツ、
そうとうに松食い虫の被害を受けていて、枯死するものが多く見られる状態。
アカマツと人間社会の関係が劇的に変化し、関係性を喪失ことなどがその背景にあり、
ある意味しかたないかと。若松を積極的に植えるだけではなぁ・・・。
また昔のような、松葉を掃いたり、コウヤボウキで箒を作ったりする暮らし、やりますか。
あるサイト(岡山理大・波田研のHP)で、コウヤボウキのこと調べなおしていたら、そこに
「将来は珍しい植物の仲間入りをするかもしれない。」とあったのが印象的でした。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0