雪降る「建国記念の日」 [季節の話題]
前回の記事につながるものがありますが、今日、2011年2月11日の
丸山塚古墳の北側の光景であります。
その光景の中の一部にずっと寄って見ました。
雪が強く降りしきっています。
ピンクの八重咲きのウメの花にも、白い雪が積もりました。
こちらは、白い「建国記念の日」の銚子塚古墳です。
三人の若者が、これから古墳に上がって、見学という場面のようです。
わが国の場合、どの時点が建国の日にあたるか、長い長い歴史の中で、
はっきりさせることが出来ないでいます。
アメリカ合衆国における独立記念日のようなものを欲しかった人びとが、
神武天皇が即位された日を以て建国記念日にしようと試みたようですが、
冷静な歴史研究の成果に立てば、神武天皇の存在やその年代など、
もう一つはっきりさせることはかなわない、という結論になっています。
それで、「の」を介在させ、きっとあったはずの遠い建国の日を忍ぶ、
そんなことで今に至っているようです。
昔むかし、まだ少しくちばしが黄色かった頃、こうした考えを口にしたときだったか、
「お前はアカか」といわれたことがあります。
「ピンクかもしれないけど、アカではないですねぇ」といってやりました。
とても非生産的な思い出です。
ちなみに、このわが県でいちばん大きく、一番古い前方後円墳、
4世紀の後半代に営まれたとされる壮大なお墓であります。
一方の神武天皇の時代とされるのはもっとずっと古いものということであり、
そのままの説明を現在の一般的な歴史観に当てはめれば、
縄文時代の終わり近くに相当します。
《2016年8月21日追記》
本日、画像のリンクを修正し、画像が正しく表示されるようにいたしました。
また文末の部分において、一部の字句を追加する補訂を行いました。
《補記:2024.4.23》
さらに修正が必要な箇所が見られましたので、対応しました。
2011-02-11 16:41
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