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雲峰寺3・本堂 [寺院めぐり]

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 長い石段を登り詰めて見た裂石山雲峰寺のご本堂です。
国の重要文化財に指定されている本堂建築です。

雲峰寺2・仁王門 [寺院めぐり]

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 雲峰寺の参道の石段を上がっていきます。
石段の左右にスギが植えられていて、だいぶ大きく太く生長してきています。
このため、スギの根の生長が石段に影響が及ぼし、石段が変形し
少々登りにくいところが出てきています。

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 石段の上に見えてきたのは、仁王門。
昭和24年2月18日に国の指定を受けた、雲峰寺に4棟ある重要文化財建造物の1つです。

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 間口3間のうちの中ほどは通路になっていて入口の上に山号額が掲げられていました。
「裂石山」(さけいしさん)は、寺の所在地の小字「裂石」とつながるものです。

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 仁王門というからには、門の通路の左右には、向かって右に阿形の・・・、

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 左側には吽形の仁王像が安置されていました。
どちらも恐ろしい形相で、仏教の敵をにらみつけ、この門を通過させないようしているのですね。

雲峰寺1・山門前にて [寺院めぐり]

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 甲州市塩山上萩原にある古刹・雲峰寺を訪ねました。
県道に面した山門(参道石段)の入口部の状況です。
山門とこだわったのは、正面の石碑に「不許葷酒入山門」とあったためです。
「葷酒山門に入るを許さず」という決まり文句を大書した石碑は、
そうした場所でよく見かけるものですね。

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 初めの写真の右端に写っていた看板です。
これによると重要文化財など、貴重な文化遺産が多く伝わっているようです。

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 厳かな雰囲気に包まれた長い石段を上がって、お寺をお参りすることにしましょう。

ほううんあん+おまけ(2) [寺院めぐり]

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 法雲庵の境内でお空を見ました。
境内にあるイチョウの木によりそいながら・・・です。

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 イチョウは2つ並んでありました。
法雲庵のイチョウは、この地域(山梨県の峡南地域)にあっては、
社寺仏閣の境内に大きなイチョウの木が多く見られます。
また、国や県から文化財指定されているものがとても多いのです。
そうした環境の中では、まだまだ若い木だといえそうです。

ほううんあん+おまけ情報(1) [寺院めぐり]

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 前回の記事でとりあげました南部町内船の法雲庵さんです。
妻入りの構造のお堂を左側面から見ています。
さて、その手前の地面に目を落としてください。
ふるぼけた輪ゴムが落ちています。

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 いや輪ゴムではありませんでした。
砂地に円形にワラが・・・。
どうやら相撲の土俵のようです。
この地は、地歌舞伎が盛んだとうかがったことがありますが、
相撲も盛んだったということでしょうか。

ほううんあん [寺院めぐり]

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 内船に出かけると、南部橋(新橋)から眺めて、あそこに行ってみようと、
そんなふうに内船地区を散策することが、何回かあります。
八幡さんの時もそうでしたが、今回は、あの神社に・・・と。

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 神社かと思って訪ねたところは、棟の鬼板飾りに「法雲庵」という文字を見つけて、
ああ、お寺さんだったんだぁ・・・、ということになり、南無っとお参りしたしだいです。

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 法雲庵さんは、臨済宗で、同じ内船の大梅山常安寺の末寺だそうです。

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 向拝の左右に付けられた頭貫の先の木鼻ですが、とても手が込んでいて芸術的、
現代的な臭い、いや作風が感じられます。

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 こちらは向かって右側の木鼻。両者で阿吽になっています。

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 向拝の状況です。

 法雲庵さんにお参りした後、地元の方に行き会い、お話しをうかがうことが出来ました。
このお寺は平成になってから新しく整備されたお堂なのだそうです。どうりで・・・。

続・増坪の西光寺さん [寺院めぐり]

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 甲府市増坪町の西光寺さんに関する続編。
本堂の入口に掲げられている山号額です。「無量山」
ちょっとばかり気になることがあって、そうした関係の文献を開いて見たところ、
曹洞宗、吉国山龍華院(甲府市上曽根町)の末で、文禄3(1594)年の創建、
古い時代には「無了山」と表記していたという情報に接しました。
意外に古いな・・・。

増坪の西光寺さん [寺院めぐり]

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 甲府市増坪町の、曹洞宗の寺院、無量山西光寺を訪ねました。

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 こちらがご本堂です。
鉄筋コンクリート製でしょうか、新しい建築です。

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 本堂の向拝の端に吊り下げられた梵鐘です。
小さめで、いわゆる半鐘とされるようなサイズでした。

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 その小さな鐘にもちゃんと銘文が刻されていて、これによって本堂は
昭和52年10月に完成したものだと理解されました。

 

蟹沢山長源寺 [寺院めぐり]

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 山梨市万力にある曹洞宗の寺院、長源寺さんです。
本堂や庫裏など、近年に建て替えられたようで、新しい感じがしましたが・・・。

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 昔ながらの参道は、歴史を感じさせるものがありました。
山号の蟹沢山は、「かいたくさん」と読むのがいいのか「かにさわさん」なのか
確認できませんでしたが、資料によるとこの寺院を興した方が、救蟹庵主といわれたとか、
いったいどんなお方なのか、にわかに興味がわきました。
いつかはわかるかなぁ。

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 本堂の西側の境内には、「万力愛児園」という子ども園があるようで、
園庭ともなっている参道脇には、飛行機の形をしたジャングルジム&すべり台がありました。

藤巻山永正寺 [寺院めぐり]

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 中央市藤巻の地にあるお寺、永正寺にお参りし、例のとおりキョロキョロしたの記です。
(この写真と最後の写真は、2011年12月8日の「永正寺境内の忠魂碑」に使用したものの再掲です)

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 ご本堂にもう少し接近して拝見です。
どこかしらバランスが・・・。シンメトリーじゃないみたい。asymmetryです。
向拝の付く位置が建物中心からやや右にずれているようです。

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 大棟の飾りは、日蓮宗の寺院の紋章・・・ですね。
そうか、永正寺さんは、日蓮宗の寺院なのですね。

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 ご本堂に向かって左手には墓地が見られますが、そちらの方から見た本堂建物の側面観です。

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 向拝のようすです。
向拝柱は海老虹梁によって身舎と連結されています。

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 右側面を通過して背面に。おやおや、いくつものつっかい棒が・・・。

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 本堂の背面は、青色の波板鉄板でカバーされていますが、
いたずら心にも、その床下を覗いてみることに・・・。

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 追加された束でしょうか。礎石に墓石や燈籠の一部が転用されていました。
お寺さんでは、ちちんぷいぷいとおまじないを唱えて、墓石などから魂を抜き、
こうして建築や構造の一部に転用することはままあるそうです。

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 旧忍村の日蓮宗の寺院、永正寺さん、地域の宗教センターでもありましたが、
歴史の証人でもありました。少しばかり建物の保存に気がかりなところが見られましたが
これからもがんばっていって欲しいと思われました。