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梅雨時のふるさと公園のスケッチ [公園・史跡]

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 古墳時代前期の前方後円墳、岡銚子塚古墳です。
梅雨時で、折しも、雨が降り始め、光は薄く、モノトーンな感じです。
梅雨の頃には、草よく伸びます。
かなり手入れがされているものの、さすがにこの時期、草が伸びてるなという感じでした。

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 前方部のところに説明板が設置されています。
今回は、歴史の話ではないので、その中身にはふれません。
説明板の手前の芝の中に関心が行きました。

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 ネジバナがいっぱい咲いていました。
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雨の中見てきた甲府城跡の桜 [公園・史跡]

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 山梨県の県指定史跡・甲府城跡、その稲荷櫓です。
もっとも歴史を背景とした文化財的には「甲府城跡」ですが、
多くの人々が憩う都市公園「舞鶴城公園」といった方が一般的にはよく知られています。
その稲荷櫓に、ちょっと頭に桜をかぶせての撮影です。

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 雨がぱらつき、傘を差してのお城と桜の見学となりました。
石垣も雨に濡れたところと、復元された櫓建物で濡れない部分とで
くっきり色の違いを見せていました。

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 初めの2つのカットは、稲荷櫓の東面を見たものですが、
北側に、即ちJRの線路側にまわって見ました。
粋な白塀に見越しの桜です。

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 ここでの大方の桜は、ソメイヨシノ。
満開を過ぎて、散り始めたもののあるようです。
雨に濡れた石垣に降り注ぐ桜の花びらも、けっこう印象的ではありました。

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 先ほど見た稲荷櫓、JRの駅側から見ています。

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 もう少し駅側によってより広い範囲を見ました。
お城から桜がこぼれるような雰囲気です。

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 最期は、まったく別な確度、すなわち本丸を越えて南側、
お城の時代には「鍛冶曲輪」といったところから、天守台を見上げました。
石垣と桜のコントラスト、雨にも負けず楽しむことができました。
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石宮公園の桜 [公園・史跡]

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 今日から4月です。
月の初めは、お花が登場・・・、恒例化しています。
カテゴリも「はないちもんめ」かと思いましたが、今日は“公園”をテーマとしました。
とある、公園に咲くソメイヨシノから始まりです。

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 こちらはどうも、ソメイヨシノではないみたいです。
詳しくはわかりませんが・・・。

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 山梨にも、桜の名所は数々ありまして、いまごろはいろいろなブログなどで紹介されていて
またこの『えーと 何だっけ?!』でも何度か取り上げていますが、
今回は、そんなに有名ではない(失礼、エートマンが知らなかったというべきか)
そんな名所でありました。
その名も「石宮公園」といいます。
韮崎市龍岡町を流れる割羽沢川という川の畔にあります。
川の名前、読めますか? 「わっぱざわ」です。

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 川に沿って植えられている数々の桜の根元には、レンギョウなどの植え込みや、
花壇もありまして、それぞれにきれいな花を咲かせていました。

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 公園の名前、ちょっと気になりました。
公園の北側に目をやると神社がありました。
実は、この神社のお名前が「石宮神社」だったのです。
この神社については、ここ韮崎市をフィールドに活躍されているoberisukuさんの
知ってるけ~』というブログの2007年12月7日の記事「村の鎮守~石宮神社~」に
興味深い紹介がありますので、是非ご参照ください。

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 こちらは、その石宮神社の方から見た石宮公園のようすです。
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雪化粧の古墳と青空 [公園・史跡]

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 雪化粧した銚子塚古墳を見ました。
この銚子塚古墳は、前方部(手前の部分)を東に向けていますので、
背景は西の空。
そちらには雲が多く、すかっとした青空ではありませんでした。
が・・・。

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 こちらは、同じく雪化粧の丸山塚古墳。
円墳なので、どちらからも同じように見えますが、
これはとくに銚子塚古墳側から、即ち西側から見ています。
なので背景は東のお空。
こちらにはけっこうきれいな青空が広がっていますね。
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指定80周年記念特集(5)記念日の姿 [公園・史跡]

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 2つの主役の古墳の、指定80周年を迎えた今日の姿をお伝えします。
まずは、山梨県立考古博物館に近い方の丸山塚古墳からです。
博物館からの園路にそって、最初に見える形がこれです。

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 周溝に沿って、南側に進むと、丸山塚古墳の墳丘の裾越しに、銚子塚古墳が見えてきます。

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 これは、だいぶ銚子塚古墳に近づいた位置で、振り返るようにしてみた丸山塚古墳です。
古墳の築かれている元々の地形が、この写真で右側、即ち南側から、
写真の左側、すなわち北に向かって、緩やかな傾斜を持つことが理解できます。

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 次は、銚子塚古墳の記念日の姿です。
前方部の北寄りの位置からの撮影です。
手前の前方部が意外に高く見えるカットになりました。

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 そしてこれがエートマンがいちばん好きな構図ですが、
全長169mの前方後方墳をワンショットで写し込むのは、とても難しいのですが、
この場所なら、かなりうまくとらえられるかな、と思っているのです。
なおズームレンズをいちばん広角の18mmにしての撮影です。

(この記事に使用した写真は、すべて2010年2月28日に撮影したものです)

指定80周年記念特集(4)新しくなった説明板 [公園・史跡]

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 前回の記事の説明板、全体的な写真がなかったので、
今日(2010年2月28日)に、再び撮影に行きました。
この写真で、向かって左側の説明板が、前回の記事に使用されたものでありました。
次に、右側の説明板を見たいと思います。

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 こちらの写真もいつもより大きくのせますが、クリックすると別画面で
さらに読みやすく大きくなります。
それで、この画面の右端に、国史跡の指定名称がタイトルとしてあり、
その次の行に「昭和五年二月二十八日指定」とあります。
つまり80年前の今日の日付なのであります。
それだからエートマンは、指定80周年記念と、しつこく書き続けているのですね。

 これらの説明板ですが、平成18年度事業として、それ以前のモノクロの、
そして経年変化で文字が読みにくくなったものを更新して、
いま見るような、最新の情報を反映した、きれいな説明板になったようです。

 そう、この特集のこれまでの投稿で、言葉が足りなかった部分があります。
それは、80周年ということに、どれくらいに意味があるかということです。
実は、とても大きな意味があるのですが、とても主観的になるかもしれませんし、
長くなりますので、続きを読むから、ご関心の方のみご覧ください。

(なお、「続きを読む」が見られるようになるまでには、少し時間がかかります)

指定80周年記念特集(3)空から見れば・・・ [公園・史跡]

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 昭和5年(1930)に、国の史跡指定を受けた、銚子塚古墳(写真の右端)と丸山塚古墳ですが、
両者の中間に当たる場所に、近年、更新された説明板があります。
その説明板は、最近の航空写真をベースに、史跡の概要がていねいに説明されています。
今回の写真は、ちょっと豪華に、その説明板の航空写真の部分をアップしてみました。

 この説明写真の赤いラインで囲まれた部分が、史跡指定されて範囲なのであります。

(今回使用の写真は、2010年2月27日の撮影です)

指定80周年記念特集(2) 憩いの場になってます [公園・史跡]

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 今日も、銚子塚古墳や丸山塚古墳のある場所に出かけてみました。
この写真は、前回もふれた丸山塚古墳の南側の梅林のようすです。
ウメの花を楽しまれる人影が、三々五々見られました。

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 何種類ものウメが植えられているので、花の色もさまざまです。
写真では絶対にお伝えできなくて残念ですが、
訪れた方は、花の色だけではなく、ほのかなウメの花の香りも楽しまれています。
カメラを手に、きれいなウメの花を盛んに撮影される姿も見受けられました。

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 梅林の周囲を囲むように、サンシュユの木も、何本も植えられていて、
その花の黄色が徐々に、濃くはっきりとなってきています。
ウメからサンシュユへと順に盛りが移り変わり、その先にはソメイヨシノや
スモモの白い花も待ち受けています。

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 早春の花の話ばかりしてますが、もちろん、それだけではありません。
たくさんの遺跡が保存され、山梨の歴史の成り立ちを学んだり、偲んだりするのにも
とてもいいところであります。
さらに・・・。

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 丸山塚古墳や銚子塚古墳の墳丘斜面の芝を貼った急傾斜面では、
ときどき芝すべりをする子どもたちの姿が見られます。
そして今日は、冬季オリンピックのフィギュアスケートの選手よろしく
スピンの回転軸を90度曲げ、横向きにしたように、
芝の斜面をクルクルと転がる子どもの姿が見られました。

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 なかなか普段はこんな体験できないですよね。
子どものうちに、こんなことをする時間も必要なのかな、と内心ニコニコしながら
遠くから眺めてみたのであります。
 芝すべりや転がって遊ぶなんて、古い時代の偉人のお墓の上で何ごとだ、とか
道徳がなってない、とか、国の史跡の管理としてどうなっているんだ、とか
目くじらを立てられる向きもあるやに思われますが、
こんなふうに、子どもが肌で歴史を伝える場に向かい合えること、
子どもの頃にやっておかなければならない冒険チックな遊び、
やはり必要じゃないですかね、りっぱな大人になるために・・・。

(今回使用した写真は、すべて2010年2月27日に撮影したものです)

指定80周年記念特集(1)丸山塚古墳周辺のウメの花 [公園・史跡]

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 丸山塚古墳の北側には、紅梅がまとまって咲いています。
その紅梅越しに、丸山塚古墳の墳丘が少し見えています。

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 丸山塚古墳の周囲は昭和の末年ごろまで、桑畑などになっていました。
昭和61年のかいじ国体が開催される頃、現在見られるような史跡整備事業が行われ、
墳丘斜面を芝貼りとし、のぼりやすい園路が付けられたりしました。
もちろん発掘調査をして、その結果に基づき、一定の保護盛り土をしたあとに
園路を付けたり芝を貼ったりしているそうですが・・・。
そう、重要なポイントなのですが、大きな古墳は、全国にいくつかありますが、
ここのように古墳の上にのぼって、千数百年前の大土木工事によって出現した
大きな地域権力の象徴となったお墓のようすを実際に感じ取れるところは、
そう多くないようです。

 この山梨県下最大の円墳である丸山塚古墳と、
さらに西側にある県下最大の前方後円墳の銚子塚古墳は、両者合わせて、
昭和5(1930)年2月28日に、国指定史跡となっています。
そうしたことから、国の史跡指定80周年となりますので、
エートマンは、そのことを勝手に顕彰して、特集を気の向くままに組みたいと思います。
今回は、第1回目で、今が見頃となった、丸山塚古墳周辺のウメの花をご案内です。

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 これらのお花は、丸山塚古墳の南側の梅林の、紅梅と白梅であります。
どちらもきれいに咲いていますよ。
指定80周年のお祝いの「紅白まんじゅう」ならぬ紅白のウメの花でございました。

(今回使用した写真は、2010年2月25日に撮影したものです)

artificialな冬の木々 [公園・史跡]

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 CRAFT PARK クラフトパーク。
身延町下山にある、富士川流域につたわる伝統工芸を
アピールすることを1つのねらいとした、県立公園です。
そのメインアクセスのロータリーに、トピアリーにより公園名が表現されています。
まあ、これは“まくら”でして、これもある意味、アーティフィシャルですが、
この後の中身は、もっともっとです(・・・と勝手に思っています)。

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 じゃん! 背の高いポプラの並木風植栽。

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 ポプラという木の名前は知っていたのですが、
実際の目の前に見た木の名前がそれだとは、なかなかわかりませんでした。
ネームプレートなしには・・・・ぜったいに。

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 背高のっぽの自然樹形。それを並べることで、アーティフィシャルになっています。

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 青い空が、いっそう冬のこの木の樹形を引き立てていました。

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 もう1つ、さらにアーティフィシャルに。 メタセコイアです。

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 メタセコイアの自然樹形です。
夏のやさしい緑に包まれているのもいいですが、冬の姿もなかなかです。
そういえば、このメタセコイア、標準和名を「アケボノスギ」とされていますが、
こちらの命名者は、自然科学の研究をこよなく愛された昭和天皇によるものだといいます。

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 手前の円形プールは、水が抜かれ、噴水のための機器がさらけ出されていますが、
そのプールを含め、シンメトリーな世界をつくっています。
メタセコイアを中心に生み出されたシンメトリーを崩しているのは、
背後に見える粟倉山の姿でありました。
それをさておいて、いやそもれ大目に見て、とてもきれいな空間がそこにありました。