sakura light up our life [巨木・記念木・気になる木]
今夕、笛吹市御坂町の竹居地区で、きれいな夜桜を見学しました。
その時は偶然通りがかっての見学でしたが、後で、一昨日(2010年4月7日)の
山梨の地元紙の地域面(18頁)に取り上げられていたことを知りました。
桜の木の下に立ち、見上げると、ライトアップされた桜の花は、
昼間見るのとはまた違う、妖艶な感じられました。
その桜は、個人のお宅の隅の方にあり、すぐ脇に道祖神場がありました。
道祖神さんも、いつもと違う感じでおられたように思われました。
道祖神場に立っていた秋葉山の石灯籠、その根元から
桜がどんな風に見えるか狙ってみました。
期待したほどではなかったですが、こんな見え方もいいかな、と。
最初の写真とは反対側の方向から見上げました。
黒い闇に浮かぶ妖艶な桜、とてもすばらしいと思っていたのですが、
途中から、桜の中に潜む火の見櫓に目が行きました。
なんか、火の見ちゃんも、いい気分なんでしょうね。
いつかまた、昼間の火の見ちゃんを取材に来なくちゃ・・・、
ちょっと横道にそれましたが、とてもステキな笛吹市御坂町竹居の
ライトアップされた桜でありました。
ところで、タイトルですが、どうしたことでしょうね。
そのタイトルの心は、昔 Debby Boone が歌っていて、とても勇気づけられた歌
「You light up my life」をもじったものでありました。
(注意: 歌のタイトルのリンクをたどるとYouTubeで、Debby Booneの歌にたどりつきますが、
いきなり音が出ますので、あらかじめご注意を!!!)
雨の中見てきた「原間のイトザクラ」 [巨木・記念木・気になる木]
南部町の町指定天然記念物の「原間のイトザクラ」です。
前の記事の「本郷の千年桜」といつもセットで見学しています。
こちらのイトザクラは、9柱の兵隊さんたちの霊を慰めるものでもありました。
しばらく眺めていた原間のイトザクラですが、雨が強くなってきて、
公民館の軒先に避難してなお、見とれる時間がありました。
[補記:画像のリンク切れを修正しました 2023.9.5]
雨の中見てきた「本郷の千年桜」 [巨木・記念木・気になる木]
これまでも何度かふれた県指定文化財(天然記念物)の「本郷の千年桜」、
満開のようすを見てきました(2010年4月4日)。
この時、当地は、冷たい細かな雨が降っていました。
雨にもかかわらず遠くから見学に来られた方の姿も見られ、また
敷地の中の公民館では、雨を避け室内で、地域の皆さんのお祭りが開かれていました。
この「本郷の千年桜」は、エドヒガンでありました。
ソメイヨシノでは、80年前後しか、寿命がないそうですが、
エドヒガンには、長寿の樹が多く見られるようです。
2010年2月14日に取り上げた「八坂神社のエドヒガン」もそうでしたね。
長い時間、たくさんのことを見てきた桜ですが、
何といっても悲しかったのは、送り出した兵隊さんが帰ってこなかったことでしょう。
この春もまた、4柱の兵隊さんたちの御霊を慰めるように咲いていたのでした。
桜の下に立ち、大きく張った枝振りを見上げると、
長いときの流れを見失いそうな気分になりました。
※※※これまでの「本郷の千年桜」関連記事
1)2009年11月27日「本郷の千年桜」・・・エドヒガンについての記述があります
2)2010年3月23日「まだ開花までには時間がかかりそうな千年桜」・・・開花直前のようす
まだ開花までには時間がかかりそうな千年桜 [巨木・記念木・気になる木]
こちらは、前の記事の「原間のイトザクラ」から北西に1km弱離れた場所にある
「本郷の千年桜」ですが、こちらは、まだ咲いていませんでした。
こちらの千年桜は、まだ咲いていなかったので、かたわらにある公民館の中に掲げられていた、
1983(昭和58)年に撮影された写真額で、その咲き誇ったようすを偲んでみます。
実は、原間のイトザクラと同じく、2009年11月23日にも訪ねていて、
これはその時の撮影です。
千年桜というのは、実際はエドヒガンで、つぼみはこんなでした。
原間のイトザクラよりは、かなり遅れて咲くのではないかと思われます。
4月の最初の土・日ごろかな、それなら出撃できそう。
今から楽しみ・・・、うまく写真撮れたらまたレポートすることにします。
「原間のイトザクラ」二分咲き [巨木・記念木・気になる木]
山梨県の南部に位置する南部町、その本郷地区の原間という場所に
町指定天然記念物になっているイトザクラがあります。
各地からサクラのたよりが聞かれることから、昨日(2010年3月22日)
花見に出かけました。
前にもこの「原間のイトザクラ」の、晩秋の姿を紹介していて、
そこでもふれていますが、もと日蓮宗の法眼寺の旧境内にあって、
いまは地区の集会所のようになっている場所にあります。
もとお寺の建物だったような集会所の建物の裏手には、墓地が広がることから、
地域の方が、三々五々、お墓参りに来られていました。
一人のご婦人が声をかけてくださいまして、「今度の週末が見頃」
「そのときには、車もここまで入れなくなるほどの賑わいになる」と。
さらに「昨日は、そうでもなかったのに、今日見たらずいぶん咲き出して・・・」とのこと。
ところで、イトザクラって どんなサクラなのでしょうか。
少し気になって、手元の『原色樹木圖鑑』(北隆館,1985)で調べてみました。
何たって本の厚さが6センチもあって、いままで重しか枕にしか考えてなかった図鑑です。
たくさん出ていて、知りたい樹木までたどり着くのがたいへんですが、
今回は、すっとたどり着けました。そしてわかったことは、
イトザクラとは、シダレザクラの別称だということでありました。
二分咲きくらいになったイトザクラ、満開なら・・・。
それでもとてもきれいでした。
次の土日は、たぶん出撃不可能、これでよしとしなければ・・・。
[補記:この記事の画像データ・リンクなど再整備しました 2023.9.5]
とても気になるエノキ見ました [巨木・記念木・気になる木]
うわっ、すごい逆光。バオバブの木みたいな感じですね。
この木の置かれている逆境をお伝えするため、逆光ではじまりました。
甲府市郊外の農家の屋敷の隅にあるエノキの木です。
エノキは、ニレ科エノキ属の落葉高木で、比較的成長の早い木です。
成長が早く、大きな木になることから、江戸時代に整備された街道の
一里塚に植えられ、ランドマークにされたという話を聞いたことがあります。
どうもこのお屋敷の方は、このエノキの木に、あまり大きくなってほしくないらしく、
幹の上部は切り詰められ、それだけではなく、根元の方にも・・・。
幹の周り、グルグルッと一週、のこぎりでひいた溝がたてられています。
このようにして木をいじめ、成長を遅らせているようです。
おどろ木です。
[補記:2023.9.6 画像データの再整備しました]
八坂神社のエドヒガン [巨木・記念木・気になる木]
西面する八坂神社の・・・、(あれ、まだ八坂さん、きり付かないの? ま、最後までよろしく)
正面の脇を南北に通じる道路がありますが、神社正面から北側を見ています。
すると境内の外れに、歴史を経た樹木があるではありませんか。
その気になる木の根元に、こんな表示板がありました。
いわく、「八坂神社のエドヒガン」
表示板はかなりよごれていて、本来の美しさがうまくつたわりませんが、
春爛漫の頃、見事に咲き誇る そのエドヒガンの写真が添えられていました。
サクラは、基本的には落葉樹。
今の時期は、冬枯れの姿しているのは当たり前ですね。
しばし目をつむって、春爛漫のその姿を想像してみました。
う~ん、でも、実際を見るしかないな・・・。結論です。
本郷の千年桜 [巨木・記念木・気になる木]
前回の「原間のイトザクラ」から西に少し入ったところに、
もう一つ桜の記念樹がありました。
こちらは山梨県指定文化財・天然記念物の「本郷の千年桜」です。
もうちょっと近づいたところです。
右手の白い標柱が、天然記念物に指定されていることを表示するものです。
また木の手前に白く見える説明板があります。それは・・・。
天然記念物としての指定概要を説明するものでありました。
どのような意味の文化財なのかがわかります。
まず、文化財指定年月日ですが、「昭和36年12月7日」
まもなく指定記念日がきますが、48周年となるようです。約半世紀が経過ですね。
そしてどんな特徴の木なのか。
本樹は、エドヒガンの巨樹で、白い花が咲くので、一 名シロヒガンとも呼ばれている。 植物形態学上興味深いのは、地上約五メートルの位置 で樹幹の空洞中に根をおろしている点である。
シロヒガンはともかく、「樹幹の空洞中に根をおろ」すとは、難解なことです。
確かに幹のようすを見ると、根っこがからみついているようには見えますが。
自然の不思議・・・。なかなかすべて「1+1は」式に説明しきれない。
さてこの千年桜ですが、先ほどの説明板では、文化財としての所有者は、
「本郷寺」とありましたが、実は元々ここは「妙善寺」というお寺の境内だったようです。
それがいつしか廃寺となり、地区集会所として利用されているようです。
お寺としての存在も持続していて、それは少し離れたところある本寺の
本郷寺さんが兼帯されているではないかなと見られます。
この写真の右手にある建物が地域の集会所となるもので、
その手前には、時折このブログで話題に上げている、先の戦争での
戦死者の供養石塔が4基、静かに並んでいました。
原間のイトザクラ、冬姿 [巨木・記念木・気になる木]
山梨県の南部にある南部町、その本郷の原間地区の集会所は、
以前は、日蓮宗の寺院でありました。
その旧境内に生えているイトザクラの大木です。
しだれ桜ではない、イトザクラ、ここではじめて知りました。
最初に出遭ったのは、葉桜の頃でありました。
先日、再訪してみて、すっかり冬の姿に、あらためてある種の感動を覚えました。
太い樹幹に見事な枝張り・・・、葉を落としてはじめて気付かされるものでした。
樹下に、「原間のイトザクラ」と記された白い標柱が見られました。
南部町の指定文化財・天然記念物だということを知らしめています。
樹木の周囲に目をやると、ここが日蓮宗の寺院であったことを示す題目碑が右手見えます。
左側には、いつか取り上げた先の戦争で犠牲となられた兵隊さん達の供養石塔が並びます。
そして文化財の白い標柱の、はるか向こう側に送電線鉄塔が見られます。
日軽金・上富士川線40号鉄塔です。
それから、今回は冬のイトザクラの姿でしたが、やがて春が来るとどんなだろう・・・、
そう思ってネットを見てみると、春の美しい姿を紹介されているサイトが目にとまりました。
サイトの名称は『桜日和』 そのなかで、「原間のイトザクラ」を紹介の記事(URL)は、
http://watarigraphic.com/sakura/harama.php
でありました。
[補記:画像リンク切れを修正しました 2023.9.5]
紅葉したカラマツ [巨木・記念木・気になる木]
「国立天文台 野辺山」(うーん、ちょっといいにくいかな・・・)の構内で見た、
美しく紅葉した(黄葉した・・・が正しいか)カラマツです。
実物を見ていたときは、青空に映えて、とてもきれい、気になる存在でしたが、
こうした小さな写真では、つたわりませんね、十分には・・・。
また、雰囲気をちょっぴりと、お裾分けです。
[補記:画像データのリンクを再設定しました 2023.9.8]