one giving tree [巨木・記念木・気になる木]
暑い夏の間、涼しい木陰を提供してくれ・・・、
今日見上げたとき、懐かしい思い出を蘇らせてくれ・・・、
この後あざやかな黄葉で景色に彩りを添えてくれ・・・、
また、
たくさんの銀杏を実らせ、秋の味わいをもたらしてくれ・・・。
甲府市立中道南小学校の校庭の一角にたつイチョウの木でありました。
なぜか、いま、話題に・・・ [巨木・記念木・気になる木]
この1月19日に取り上げた、甲府市若松町の市街地の一角に根を下ろした若松です。
先ほど「若松町」というバス停を通過したので急に思い出しました。
なぜ急に気にとまったのでしょうか?
それは昨日来、ローカルのニュースなどで紹介されていて、
それがひっかかっていたからだと思えるのです。
今回の写真は、その1月の記事に使用したものを再掲したものです。
最近の状況は、1月のとだいぶ変わっているようです、報道に拠りますと・・・。
この夏、だいぶ成長してきたとか、めでためでたの若松さまよ・・・というところのようです。
榎ものがたり(1) [巨木・記念木・気になる木]
ど根性エノキとでもいえる木です。
この冬、大きく枝が切り込まれ、ずいぶんとさっぱりしました。
枝が整理されたのは、あまり枝を張りすぎて、生えている場所に
迷惑がかかるといけないから・・・だと見られます。
いったいどんな場所に生えているエノキなのでしょうか。
根元をよく見ると、それは石垣の上に生えているものだとわかります。
甲府市の中心にある都市公園・舞鶴城公園は、県指定史跡の「甲府城跡」でもあるそうです。
そこでは石垣が主役。その石垣に悪影響を及ぼしかねない。
枝が大風を受けて、木全体がグラグラ揺すれると、石垣が崩れるなどの心配が・・・。
多くの人が集い、憩う都市公園としては、とても困ることになります。
文化財の石垣も、崩れたらたいへん。
そんなエノキの木にまつわるお話しでありました。
エノキは歴史と共にあるようです。まだいくつか話題が掘り起こせそうな予感がします。
ではまた・・・。
関連記事
「とても気になるエノキ見ました」(2010年3月21日)
「稲村神社のエノキ」(2009年6月6日)
[補記:画像データ・リンクなど再整備しました 2023.9.6]
やなぎ(楊)の木 色変わってきた [巨木・記念木・気になる木]
河原のネコヤナギも、モコモコとしてきているでしょうね。
先日、芝文字を見た場所の土手の上から、河川敷を見ると、
枝振りの立派なやなぎの木が見られ、その色が、黄緑色に変わっているのに驚きました。
昔の中国のヒトは、やなぎを厳密に考え、楊と柳のそれぞれを区別しました。
近くまで行って確認したわけでないので、厳密には違うかも知れませんが、
あの色が変わってきたのは楊です。
それにしても、河川敷にあのような樹木があることを、河川管理の方面では是としないようです。
でもそこにあるのですよ。ちょっと木になった、いや気になった木でありました。
柳町の「ど根性松」 [巨木・記念木・気になる木]
前回の記事の夜間工事、ずうっと見てたわけではありません。
もういいかな、と思う時間が来ました。
ふるえながら、歩き始めたとき、ふと目にとまったものがありました。
始め何だかわかりませんでした。何かの神様が祀られている・・・?
でも、眠気が襲ってきた目をこらし、よく見てみると、
若い松が半分寝ぼけたまなこに染みこんで来て、半分眠りかけてた脳みその中に像を結びました。
コンクリートやアスファルトで固められた都市の片隅に、
どうしたことか、ど根性で生えてきたマツ、それを尊いと、地元の方が
締めを張って、お祀りされているもののようです。
暮れのセンダン [巨木・記念木・気になる木]
ちょっと気になった木、センダンです。
センダンといっても、あの「栴檀は双葉より・・・」のとはまったく違う存在で、
センダン科センダン属の落葉高木。
今の時期は、すっかり落葉し、お陰でたわわになった実が目立ちます。
この実、手元の図鑑によれば「果実を殺虫剤」に利用するとのこと、
少々毒性があるので、鳥たちもうかつに手を出しません。
でも、最終的には、ヒヨドリなどに食べられ、そのことによってあちこちに
タネが運ばれ、そこで発芽し、あちこちに幼木が見られることに・・・。
そんな生命力と、鳥たちとの不思議な関係が、気になる木だということです。
決して記念樹だとかではありませんが(つまりそんなにたいした木ではないのですが)
甘利山のダケカンバ [巨木・記念木・気になる木]
甘利山で見た気になる木であります。
甘利山は、「あまりやま」と読みます。甲府盆地の西縁に連なる南アルプスの北部の
前衛のお山の1つで、それでも標高が1600m余りもあります。
おやおや、シラカバ? 下から見上げてるので、ばからし??
おいおい、オジサン、違うよちがう。ダケカンバでしょう!
ほら、根元にネームプレートがちゃぁんとついていますよ。
いいものですね、こうしてお名前の表示があるのは・・・。
気になる木も、どんな木なのかすぐにわかって、記憶にとどめることが出来ますもの。
甘利山のサラサドウダン [巨木・記念木・気になる木]
甘利山の山頂付近に見られるサラサドウダンの大木(?)です。
目を見張るほどに、紅葉を始めていました。
いかがでしょうか。
根元から、てっぺんまで、3~4mくらいかしら。
近くには寄れないので、確かめることは難しい・・・。
紅葉した葉も、濃いのあり、薄いのありで、それが木の
ボリューム感を出しているようでもありました。
木の傍らに、ていねいな造りのネームプレートが設置されていました。
おまけです。
愛染カツラ? 放光寺のカツラ [巨木・記念木・気になる木]
甲州市塩山藤木の古刹、放光寺さんをお訪ねしたとき、
気になる木に、目が惹かれました。
それは放光寺さんのご本堂の西側にあります愛染堂の前にあるカツラの木です。
いくぶん黄色く色付きを見せ始めています。
愛染堂だからカツラなのでしょうね。
エートマンはブログ「放光寺は今」愛読しています。
放光寺さんには、公式HPのほか、「花の寺」ともいわれる四季折々の花々の話題を中心に
お寺さんの日々のようすを発信されているブログがあります。
毎月26日の愛染明王さまのご縁日の法要のことやそのほか、楽しい話題が満載です。
《補記:2024.4.26》
1)画像リンクの再設定を行いました。
2)記事の後段におけるブログの紹介、お休み中のようなので、リンクをはずしました。
延命寺のイチョウ [巨木・記念木・気になる木]
中央市木原の延命寺さんの境内に、市指定天然記念物となっている
大きなイチョウの木があります。
なお、この延命寺のイチョウの写真で、右端の方の背後には、
前回「火の見ちゃん41」として取り上げた木原地区の火の見櫓が見えています。
イチョウの木の傍らに、文化財の説明を記した石柱がありました。
(この写真は、上下を詰めてリサイズしてあります)
これによると、市指定文化財としての「延命寺のイチョウ」は
「樹高17.00m、目通り幹かこい3.30m、根まわり28.30m。
実をつけない雄木と思われるが、枝の下がってこない雌木の特徴も持っている」
ということが、貴重だとされているようです。
説明の中で「根まわり28.30m」は、数字的に何かの間違いかと思われますが、
中央市の公式ホームページの中の文化財のリストの中では、
「延命寺のイチョウ」の解説文に、この表現は削除されています。
たくさんに広がっている枝々には、若葉が出てきていました。
イチョウも春なんですねぇ・・・。
大きなイチョウの木の梢で、カワラヒワがさえずり続けているのも目にとまりました。
カワラヒワにも春が来ているようです。