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おつかれさま [川と橋の文化誌]

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(2006年2月18日17:09撮影)

 昨夕、古い中道橋の解体作業が始まっている現場をながめました。
昨年夏に、新しい中道橋が完成した(写真の右奥)ことから、
河川法上の課題からいずれは撤去されるだろうなぁ
と思っていたのですが、いよいよ取り壊しになるのです。

 この古い中道橋は、昭和25年(1950)の建造で
全長230.9m。基本的に鉄筋コンクリート構造で、
笛吹川の流れの部分では、橋脚間2つ分をひろくとるため
下路単純ワーレントラスを採用していました。

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 ワーレントラスというのは、二等辺三角形が連続するような形式の
トラス構造で、古い時期には、この旧中道橋のように
三角形の中心に垂直材が用いられることがあるとされています。
 またこのトラス構造の下側に路盤があるので“下路”ということになります。

 この中道橋の架橋については、古い歴史があり、
橋の南詰め西よりのたもとに建つ那口熊蔵翁頌徳碑がそれを物語っています。
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