マルタイ・・・ [鉄道・電気機関車]
「マルタイ」って、ネットで調べると多様な意味(ないしは事物)をさすもの
であることがわかります。
で、ここでの意味は、鉄道の保線作業を効率的に進める
マルチプルタイタンパー(Multiple tie tamper)という保線作業車の
略称です。頭文字でMTTとも略されます。
JR東海・身延線の甲斐上野駅です。
この駅の引き込み線に待機していました。
前から見たMTTです。
後ろからの姿です。
このMTTは、Plasser&Theurer社が製造した
08-275 UNIMAT という機種です。
MTTの役割は、長い間の列車の通過により沈み込むレースや
その下を支える枕木、砕石床などを手直しすることにあります。
ミリ単位でレールの補正量を調べ、この写真に写っている詰めのような部分を
枕木の下に差し込み、高さを修正していきます。
昔は保線係の作業員さんたちが、ツルハシなど道具を使いながら
手作業で進めてきたそうですが、このMTTでは比較すれば
たいへんな早さで作業を進めてくれるのだそうです。
そういえば、周辺の線路を見ると、新しい砕石も補充され、
安全・安心の鉄道輸送が確保されていることがうかがわれました。
夜間作業を終えて引き込み線でお休み中のマルタイさんのお話でした。
マルタイさん、ごくろうさま・・・。
(撮影: 2007.11.24)