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乙女湖を見ながら・・・ [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 昨日、「乙女高原に行ってきました」と軽いノリで記事を書きましたが、
乙女高原に行く途中、山梨県が進めた治水事業の一環として出来上がった
琴川ダムとそれによる人造湖の「乙女湖」も見てきました。

 この琴川ダムでは、昨年(2006)の10月16日に試験湛水が始まり、
湛水開始から274日目の先月(7月)17日に“常時満水位”に達したそうですが、
ダムの概要や湛水経過については、次のページが参考になります。

■ダム建設概要等 http://www.pref.yamanashi.jp/doboku/damu-hskg/
■湛水状況 http://www.pref.yamanashi.jp/barrier/html/damu-hrkt/03053796077.html

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 さて、その乙女湖の側らを、前回も触れた東京電力の「西群馬幹線」が
通過し、その鉄塔群の一部が湖面に映り、逆さ送電線が見られました。

 今日になって、昨日撮影に画像をチェックしながら、ネットのニースなど見ていたら、

  柏崎市長「影響ない首都圏に違和感」 地震の原発停止で

という見出しの配信記事(2007年08月11日10時19分のasahi.com)に目がとまりました。

 記事の主旨は、

  昨日(8/10)、新潟県中越沖地震が起き、大きな揺れのため運転停止した   東京電力の柏崎刈羽原発をかかえている柏崎市の会田洋市長さんが、   原発からの送電停止の結果、首都圏の電力に影響が出るだろうと考えたが、現実には   何も影響を受けていないことを上京の折に感じ、そのことに非常に違和感を持った、

と述べられたというものでした。

 柏崎市は、地震が起こる前は、首都圏への電力供給の最大基地として
迷惑施設である7基の原発をかかえ、
被災後は、甚大な被害についてのさまざまな対応に苦しむなかで、
首都圏は、これまでと変わらない生活を享受している現実に対し、
一定の反発を吐露したものと、その報文は解説を加えており、
会田市長の「節電に努めるなど、被災地の痛みを分かち合うところが
あってもいいのではないか」と対応を求めた、結んでいました。

 やはり送電線を見ている視線の先に、うきうきしたものがあってはいけない・・・
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