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旧鹿島橋撤去工事(後編) [川と橋の文化誌]

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 鰍沢町内で、富士川に架かる旧鹿島橋の撤去工事の話題の続きですが、
やはり、出来る限り前の在りし日の姿から見たいと思います。
この写真は、2008年1月19日の撮影で、数日後の1月24日にアップした
「変わりゆく橋」という記事で使用したものの再掲です。

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 これもそのときの写真ですが、旧鹿島橋には、2つの橋脚があって、
3つの径間のうち、鹿島集落側の1径間だけが桁橋だった以外は、
下路ワーレントラスという形式でありました。
この写真で、川の中央から右側が土盛りよって、
川の流れが締め切られているのがおわかりになるかと思いますが、
すでにこのとき、右手側の2径間分の、旧橋撤去工事が進められていたのです。

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 こちらの写真は、2008年8月5日の撮影で、今回初めてアップするものですが、
8月というと河川管理の上からは、出水期で、
当然、河川に関わる工事は行われていません。
何よりもこれを見ていただいて確認していただきたいのは、
右側の2径間は、完全に撤去が完了していたということです。

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 こうして、最近まで、最後の1径間だけが、在りし日の姿をとどめていたのでしたが、
ついに、現在行われている解体撤去工事により・・・、

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 中央の橋脚を残す以外、ほとんど姿を消してきた、ということでした。

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 現在進められているのは、旧橋の西詰めの橋台基礎の掘り取り作業で、
それが終わると、最後の橋台の基礎まで含めた撤去作業が行われ、
それにより全く旧橋は姿を消してしまうのです。

旧鹿島橋撤去工事(前編) [川と橋の文化誌]

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 今日(3/7)、国道52号の鰍沢町内を南下中、「あっ、なくなってる」
と、ちょっとビックリしました。
何がって、鹿島橋の旧橋です。

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 ほら、なくなっているでしょう。

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 急遽、車を適当なところに止めて、新しい鹿島橋から、
その状況を観察しました。
(続きは次回に。なお在りし日の旧橋と新橋の詳細は----->こちらから

昨晩、石和温泉駅にて・・・ [鉄道・電気機関車]

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 今日になって、デジカメの画像記録を見て、記憶が蘇りました。
昨晩は、石和温泉駅前で、夜の会がありまして、甲府駅に移動しようと、
下りの普通列車を待っていたときのことでありました。
甲府駅で降りた後、さらに第二ラウンドがありましたので、
その結果、記憶がすっかり吹っ飛んでいたのです。

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 それは、待機中の上りのブルーサンダーで、EH-200の16号機でした。

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 お客様は、ガソリン。お客様を乗せる専用の貨車は、いくつ連なっていたのか・・・。

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 専用車は「タキ」 右端のエコレールマーク、かわいいですね。
現場で認識して撮影したのではなく、後で知ったもので、
写真が切れてしまっています。ちょっと残念。

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 上りと下りの特急を1本ずつ見送って・・・。

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 待っていた下り普通列車がやってきました。

送電線鉄塔に付くもの(2) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 こちら、東電の市川大門線46号鉄塔です。
この鉄塔をめぐって、鉄塔の観察、第2弾を行います。
(ちなみに1回目は、2009年2月2日のこと であります)

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 送電線鉄塔には、ルート名と鉄塔番号の表示プレートが付いています。
その下には、上ってはいけない、とう注意看板も・・・。

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 普通、四角形の平面の鉄塔は、四隅に主構造材が立ち上がりますが、
そのうちの1つに、ルート名と鉄塔番号に加えて、建造年や高さを示すプレートもあります。
この鉄塔の場合、市川大門線46号鉄塔であるということのほかに、
平成13年12月に建造されたことと、高さが59.7mだということがわかります。
高さ59.7mとは、微妙な高さですね。
60mを超えると、航空法の規定で、赤白塗装などの
航空機に対する障害メッセージを備えなければならず、若干コストが上がります。
この鉄塔は富士川(笛吹川)を超える課題があるので、
出来るだけの高さが必要であり、その結果として、60mすれすれになったのでしょう。
 また、下の方に大きく「1」とあるのは、回線の番号を示すものです。

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 この鉄塔が支える送電線は、3相が2回線の一番よく見られる姿であり、
鉄塔上部の、送電線を支える腕がつく辺りにも、
回線番号の表示が見られます。
送電線のメンテナンスの際、どちらか片側の送電を止めて行われますが、
作業員の方々がどちらの回線に電流が流れ、どっちが止まっていてメンテ対象かが
はっきりわかるように、そうした表示があると聞いています。

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 こちらは、鉄塔の一番上の部分。
こうしたところにも、鉄塔番号がつくことは、以前にもご紹介していますが、
専用ヘリで、送電線を空から巡視する際の目印になるものです。
 普通、とんがり帽子のようになった一番上には、
架空地線と呼ばれるカミナリ対策の線が張られています。
この46号鉄塔の場合、さらにもう一つ“テプコ光”を伝える役割もあるようです。

 ここまでは、送電線鉄塔に付いている“表示系”のものを見てみました。

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 この写真の左上に写っている四角い箱にご注目です。
いくつか線がつながっていますが、それは緩やかなカーブを描く
“テプコ光”で、四角い箱は、中継器だと伺ったことがあります。

 これは、“情報伝送系”です。

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 さて、この鉄塔構造材に沿ってつけられているレール、何だと思います?
これは、メンテ作業に際して、作業員の方が鉄塔をよじ登っていく際の
安全帯と結びつけて、作業員の安全を確保するレールです。
専門家ではないので、用語がわからないですが、とにかくそういうものです。

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 隅を上っていき、鉄塔の腕が取り付く辺りまで行くと、
そのままあがるのは、腕の構造がじゃまで、上がりにくくなるので、
横に移動して、梯子を登るようになります。
横に移動する足場が、遠くからは、カゴのように見えます。

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 こちらは、その梯子です。
左側の脇に、例の安全確保のためのレールが付いています。

 ここまでは、“作業系”の設備です。

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 最後は、メンテのための作業員さん以外は、絶対に上ってはダメです
という目的を持った装置です。
昔、弥生時代の高床倉庫につけられたという、ネズミ返しみたいです。

 以上、長々とした観察メモとなりましたが、
送電線鉄塔って、こんなにおもしろい! ということを感じていただければ
幸いにございます。

しばもじ2009 [消防防災の巻]

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 3月1日から7日まで、春の全国火災予防運動が展開されています。
この運動にあわせて、毎年、富士川の堤防に、「しば文字」が出現しますが、
先日、そのしば文字の制作過程をローカルTVニュースで見ました。

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 文字として残す部分を鉄板でカバーし、周りをバーナーであぶって
文字を描き出していたのです。
 ただ、例年、しば文字が現れる場所とは、今年の場所は異なっていて、
いつもの場所は、中部横断道の路線がかぶる場所で、
周辺で関連工事が進んでいるためか、と勝手に想像してますが、
今年の場所は、「市川大門線」という送電線の46号鉄塔の近くです。
(昨年のようすは、こちらの過去記事で---->しばもじ

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 それから、2009年2月12日にアップした「火の見ちゃん30」の
記事で使用した4点目の写真を再掲しましたが、
今年の全国統一の火災予防運動の標語は、この啓発ポスターにもあるとおり、
「火のしまつ 君がしないで 誰がする」であり、
しば文字は、この標語を焼き出していたのでありました。

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 おしまいに、今日見た現地のようす、季節の花とともに
もう一度ご覧ください。
そしてくれぐれも、火の用心、気をつけましょう!

JR送電線の変わり種 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 こちらは、JR酒折変電所に電力を中継する送電線、
酒折線(以前は、酒-勝線)の鉄塔です。
通常の送電線鉄塔に比べ、変わった形をしていますね。
3相交流2回線を変電所に取り込むために、こうした形をしているようですが、
旧国鉄時代の鉄塔づくりの考え方を反映したものだと思われます。

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 これも、先ほどのと全く同じ形をしています。
こちらの方は、JR大月変電所の手前に立っているもので、
酒折線によって結ばれている、酒折変電所と大月変電所の
双方の取り付け鉄塔にこうしたものが見られるのです。

3月のはじめに・・・ [エートマンの日記]

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 今日から3月。
2月の終わりには、ずっと天気が悪くって、
それで今日は、きれいな青空とまではいかないものの、
けっこう晴れて、気分のいい日となりました。
そんな日にも、一日よい子でお仕事だったので、特にないので、
写真は、お昼休みに、大部分が雲に隠れてた南アルプスのうち、
わずかに雲間から見えてた鳳凰三山のうちの地蔵岳(2764m)であります。