SSブログ

はくさんだいら [地域の小さな歴史]

121202chuodo02.jpg

 国宝の本堂(薬師堂)を有する真言宗の古刹、大善寺さんの遠望、再びです。
(一昨日の記事「笹子TN事故発生・中央自動車道通行止め」で使用した写真を再掲)
この大善寺さんから東方にあって、大善寺の歴史にゆかりがある遺跡があります。

121202hakusandaira01.jpg

 それがこの画面の中央に見えている白山平という場所。
西の方向に開けた、西方浄土を夢見る聖地であり、今流にいえばパワースポットと・・・。

121202hakusandaira02.jpg

 白山平の上方に、東電・笛駒線の鉄塔が見えていて、その足元付近から
水力発電用の送水管が伝わっています。

121202hakusandaira03.jpg

 平安の昔よりずっと夢見てきた聖地は、この送水管の設置工事で、現代の世に覚醒されました。
それが「白山平経塚」です。

師走の夜空に浮かぶお月さま [月や宇宙・宇宙開発]

121203moon01.jpg

 東のお空の低いところに見た、旧暦10月20日のお月さま、月例は19.65でした。
明日は、あっちから来るんだなぁ・・・そんなふうに見たものです。

笹子TN事故発生・中央自動車道通行止め [エートマンの道路等交通情報]

121202chuodo05.jpg

 国道20号を東進中、甲州市勝沼町上岩崎の交差点を過ぎると、渋滞が・・・。
本日(2012年12月2日)の午前10時30分頃の状況です。
正面左手に見えている電光掲示の道路情報には「勝沼・大月JCT / 災害通行止」
という表示が出ていました。
 この日の午前8時頃に発生した中央自動車道の笹子TNの中での
コンクリート製天井板の崩落という災害(?)のため、中央道が通行止めとなった影響により、
迂回する車両で国道20号が渋滞していたのです。
 勝沼側では、この先の柏尾交差点までが渋滞しやすくなっていましたが、
それを過ぎると円滑なとはいえませんが、そこそこに流れているようでした。

121202chuodo04.jpg

 上岩崎地内で見た中央自動車道の状況です。一般車両の姿は全く見られません。
見えている標識は、下り線のもので勝沼ICまで500m、というものです。

121202chuodo02.jpg

 その場所は日川渓谷で、中央道はその左岸をぬっています。
対岸には、国宝大善寺が見えている、そんな場所でした。

121202chuodo01.jpg

 勝沼方面です。

121202chuodo03.jpg

 そして笹子TN方面です。

 山梨と首都圏を結ぶ物流等に大きな影響が。
師走を迎えたばかりというのに・・・。
それよりも取り残された方々の安否が大事。
一刻も早い救出と、一日も早い復旧を祈らずにはいられません。

 安全・安心をよりきめ細かく考えていく必要を思い知らされた日となりました。

ある古レールの話・・・鉄の記念日に [地域の小さな歴史]

121110rail01.jpg

 まず、「鉄の記念日」についてです。
時々に課題があって便利させていただいている『こよみのページ』
「今日は何の日?」コーナーによりますと、12月1日は「鉄の記念日」なのだそうです。
これは、1857年のこの日、鉄のまち釜石で、初めて洋式高炉に火がともったことにちなみ、
1958(昭和33)年に日本鉄鋼連盟が、この記念日を定めたのだそうです。

 次に今回のテーマである、ある古レールのことです。
先月に行われた笛吹市一宮町末木に所在する真言宗の古刹、金剛山慈眼寺で 重要文化財建造物の修復現場の公開に参加した際、目にしたものでした。
この古レールが、重要文化財の修復工事とどのように関係していたかは、後にふれることにして
古レールについて、気になったこと、わかったことを書き留めます。

 レールには、最近のものもそうですが、形状規格の情報や製造会社、製造年などが
陽刻という形で記されています。
今回見る古レールの場合は、次のとおり記されていました。

  H-W-60LBS-ASCE-XI-1925

 それで、この情報を読み解くと、はじめのH-Wがフランスのウェンデル社という
製鉄会社名を表しているそうです。
そして続く60LBSは、1ヤード当たり60ポンドという重量規格を示し、
ASCEはレールの断面形状の規格を、XI-1925は1925年11月という製造年月を
それぞれ示していたのです。

 この時期、国産のレールも生産されていて、1927年ごろまでは、外国産と国内産が拮抗し、
その後は国産のレールが主流になっていくらしいのです。

 重要文化財の保存修理現場で、第二のお仕事として働いていた古レールは、
1925年(大正14)製造のものでありました。

 ちなみに、この年の5月に普通選挙法が成立しています。
もっとも厳密に普通選挙法というのはなく、5月5日に公布された
改正衆議院議員選挙法のことを指しているのだそうです。

 この国の進むべきレールは、これからどちらに向かうのか。
その衆議院議員選挙が、まもなく告示になろうとしていることを蛇足として
古レールのお話を一区切りとします。
 

ネット通販もありみたい・・・信玄プリン [うまいもん]

121201npcm.jpg

 今日のA新聞朝刊の地方版の片隅の広告欄に写真のようなのがありました。
先月(2012年11月23日)、このブログで取り上げた「信玄プリン」に関しての続報です。

 そのときの記事では、要冷蔵なので、遠くの方にお土産にするには難しく、
「ほとんど、山梨に来て食べるしかないでしょう・・・」と結んでおりました。

 しかしです、今日の新聞広告によると

   県外からのお問い合わせが急増しているため、
   作りたての製品をクール便による
   工場直送を受付中!

ということなのでした。
その申し込み方法は、電話かネット利用になっているようです。
そこで、ネット利用についてチェックしてみたのです。

 まず、桔梗屋のホームページ(http://www.kikyouya.co.jp)に入ります。
そのトップページの中で、ちょっとわかりにくいですが「ネットでお買い物」という部分をクリック。

121201shigenpurin_web.jpg

 このページ(http://www.kikyoushingenmochi.com)に入りました。
ここでネット注文ができるようです。
ただし注文できるメニューは、「信玄プリン」と「信玄餅ロール」のセットとなっているようですので、
組み合わせてお楽しみください・・・ということになります。

チャノキの花、今日から臘月 [はないちもんめ]

121125chanoki01.jpg

 今頃の時期に見られるチャノキの花です。
チャノキってどんな植物?

121125chanoki02.jpg

 先月の終わり近くに、南部町で見た茶畑、いまはお茶摘みの時期ではなく、
次の春、新しい元気な芽をたくさんつけ、おいしいお茶の元ができるのですが、
それを夢見て静かに力を蓄えている時期です。
そのために、茶畑はよく手入れがされているのですが、
少しばかりお手入れが行き届かないような茶畑に、チャノキの花が多く見られるのでした。
そう、はじめの写真はこうしたきれいな茶畑ではなく、別な茶畑での観察記録でした。

 今日から、12月。古い呼び方で「臘月(ろうげつ)」というのがあります。
難しい字ですね。その臘という文字には、年の暮れという意味があるのだそうです。
まあ、この年の締めくくりをきれいにまとめられるか、それとも花のあるものにするか、
師走の国政選挙もありますが、いずれにしても結果がお楽しみです。