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思い出の身延線車両・3 キヤ95系 [鉄道-とくに身延線点描]

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 2002年5月15日に、甲府駅の身延線ホームを、その南側に隣り合う甲府城跡・舞鶴
城公園の高所から見ていた時、見慣れない車両がいるのに気付きました。前進のライ
トが点灯されているので、もうすぐ動き出しそうです。
 この車両は、「ドクター東海」の愛称を持つ、JR東海の検測用の車両で、新幹線の
ドクターイエローと同様な役割を果たすものです。電化されていない路線でも検測で
きるようにジーゼルエンジンで走る、いわゆる気動車です。細かく言えば「キハ95系」
と言われるようです。

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 上の写真から20分近くして、ドクター東海が動き出したのを見てあわててシャッター
を切りました。ちょっと間に合わず、頭がきれてしまいました。
 よく見ると、この検測車にはパンタグラフが付いていますが、たたまれています。
これには、どんな意味があるのでしょうか。キヤ95系に付いているパンタグラフの役割
は、架線の状況をチェックする装置であり、一般の電車の場合の受電のためではないよ
うです。つまり、検測対象の区間まで移動を開始したと考えられるのではないでしょう
か。
 キヤ95系は、JR東海に、こうした3両編成で2基が保有されているそうですが、1基
目は1996年に登場し、2号機は2005年に追加されたとの情報が見られました。こうした
ことから今回見た2002年のものは、1号機(DR-1)だと理解されます。


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思い出の身延線車両・2 313系 [鉄道-とくに身延線点描]

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 前回とほぼ同じ甲斐上野-東花輪間の中央市大田和地内での撮影で、時期も同じ2006年の
7月24日のものです。相違点は、こちらは313系の2両編成だということです。
 左手の送電線鉄塔は、前回にも触れた東京電力の市川大門線の鉄塔の1つで、その41号鉄
塔でした。

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 この電車は、上りの2両編成で、こちらのカットでは、笛吹川橋梁を渡り始めているとこ
ろです。
 313系は、いま身延線で一般的に運行されている普通列車としてなじみがあるものですが、
歴史的には1999年に営業運転に登場し始めたもので、この写真を撮った2006年に一気にた
くさんの車両が投入されそうで、それまでの115系から順次、置き換わっていったようです。


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思い出の身延線車両・1 115系 [鉄道-とくに身延線点描]

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 2006年7月24日に、中央市大田和地内(甲斐上野-東花輪)を甲府駅方向に進む3両
編成の下り列車を撮っていました。が、3両編成の全体をうまく撮った写真はありませ
ん。
 この写真は、笛吹川橋梁を渡りきってすぐ、東京電力の送電線、市川大門線の真下を
通過している状況です。この送電線と身延線は、切っても切れない仲、いずれかの後に
そのこともご案内したいと思います。

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 こちらは、もう少し甲府駅方向に進んだところですが、全体が見えるものの、ピンぼけ
でありました。これくらいのサイズにするとわかりにくいですが。
 車両は、いまはもう見られない濃い緑色と橙色に塗り分けられたものでした。ちょっと
時代的というか、のどかな感じがします。
 蛇足ですが、この「のどかな」と表現した感覚については、この現地を訪れた日の翌日
(2006年7月25日)に、このブログに載せた「のどかに・・・」というタイトルの記事
もつながるものでありました。そこにも、今回の115系から1時間と少しして、この付近を
通過する同じ115系と見られる下りの3両編成の電車が、小さく写り込んでいます。
 なお、こちらの2枚目の写真は、2008年3月31日の記事「身延線80周年」の中の7番目の
画像と同じものですが、元データから構成し直したものとなっています。

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