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今週のハイライトは・・・ [博物館・展示会]

 このところ、いろいろとバタバタ、バタ子さんして、
そうこうするうちに風邪をひいて、ずんずん時間が経ってしまい、
そんなわけで、しばらくぶりの投稿となります。

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 そんな中、いってきましたよ。『正倉院展』
この場所は、会場となる奈良国立博物館までは、まだ5分程度歩かなければならないところ・・・。
ここで、気になったのは、写真の左手から連なっているテントの列。
「なんだろうね」との同行者の問に、「きっかてんだよ、菊花展」
これからだか、もう終わってしまったのか、この点との下にずらっと菊の花並べて、
菊人形とかも出て・・・、と想像をふくらませたのです。
でも答えは、X。
正解は、雨などの日の『正倉院展』の入場待ちの列に配慮したテントの列だったのです。
えっ、ちょっと待って、こんなところまで行列が出来るの??? すごいね・・・!

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 さて、その『正倉院展』ですが、今年で、60th anniversary だそうです。
これまた展示会自体に歴史が出てきて、何ともすごい・・・。
展示会見る前に「すごい」の連発です。
 訪れたのは、平日の朝、もうすぐ開館時間の9時になろうとする時刻。
ぞろぞろと奈良公園の中を進む人々の波に、後れをとってはいけないと・・・。

 もう十分に出来てきていた列の最後尾について、
人を見るのか、正倉院宝物を見るのか、よくわからないまにまに、
トコロテン式に押し出されるように、展示を拝見してきました。
人混みの中で、そう力を入れずに、すうっ、すうっと、ポイントを見る心得をつかんでいたので、
それでも十分に堪能できました。
約1時間、展示を楽しんで、特設のショップでカタログ買って、
外に出たら・・・

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 例のテントの列の中の行列は、どんどん長くなっていき、
後から来た人たちは、案内のハンドマイクの係員に促され、
行列の最後尾を求めていきます。

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 かたわらに出されていた「入場規制中」という表示板には、
入場までの待ち時間として「75分」という表示が・・・。
さりげなく75分か、と見ていたのですが、少し考え直すと、
何と1時間以上も待たねばならぬのかい、って感じで、
平日でこれだから、土日や祝日はさぞかしと、恐れ入った次第です。
 ちなみに、先ほど見た人の列は、既にチケットを求めて、
入場を待つばかりの人たちの列なのですよ。
入場規制は、館内での混雑による不測の事故などを避けるため、
正倉院展では、恒例のものなのですが、これまで何度かあった見学の中では、
この入場規制にあったことはあまりない(込まないタイミングをねらっていく)ので、
そこまで並んで見る人々のご苦労にはひたすら頭が下がります。 

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 チケット売り場は、もっとすごい列だろうなと、
当日券の仮設販売所を見るとそうでもありません。
どうしたことかな・・・。

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 奈良の街の中のコンビニの店頭です。
そこに、「正倉院展の前売り券あります」の張り紙が・・・。
当日券は、大人が1000円のところ、前売りで900円。
100円もお得だし、前もって買っておくことができるから、
こうしたことがある程度徹底していたため、チケット売り場での行列は、
予想したよりも混雑がなかった、ということなのでした。
そうしたことにまったく気付かなかった私どもは・・・、

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 前夜、宿泊したホテルのロビーで、こんな掲示を見て、
掲示板の隅っこに、「正倉院展の前売り券、カウンターで扱っています」の文字を見つけ、
しっかりと前売り券をゲットしての観覧でありました。

 観覧券1000円に、往復の交通費と宿泊費とで、1人2万円ちょっと、
でもそれ以上、数万円分の感激を得られたので、
さらに100円の前売り割引までしてもらって申し訳ないような気分でした。
前売り券を利用したのは、今回が初めてのこと、
次からは必ずこれで行きたいと思います。
 なお、『正倉院展』は、11月10日(月)が最終日。
この土日は、たいへんな込みようになることが予想され、
これからご覧になろうという方は、10日の午前9時の開館にあわせて少し早めに、
前売り券ゲットの上、行かれるのがよろしかろうと思います。