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はごろもばし(1) [川と橋の文化誌]

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 前回の記事に登場の万年橋から、春木川に沿ってさらに上流に
こんな橋が見られました。
鋼管をベースにして構造された上路アーチ橋です、赤い・・・(より正しくは朱色か)。
すごくかっこいい・・・、こんな見応えのある橋が、ひっそりとあるのはちょっともったいない。

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 橋を支えるアーチ構造の一番上、石造りであればキーストーンが置かれる部分に、
橋の名称を記した大きなプレートが見られました。
曰く「羽衣橋」
うーん、緑の谷間に、天女の赤い羽衣がひらっと差し渡されたような・・・。

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 でも、あの橋の、向こうの端は、緑滴る急斜面に吸い込まれるように・・・。
その先に道は続くのかしら。何があってこのようなアーチ橋が架構されているのだろうか。

「はごろもばし(2)」に続く)

万年橋のインデックス [川と橋の文化誌]

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 「万年橋」 それは山梨県内にはいくつもあります。
 しかしながら、ネットで「万年橋」を検索し、それに迫ろうとしても、多くヒットするのは
葛飾北斎の「富嶽三十六景」中の「深川万年橋」なのであり、
そうした著名な「万年橋」の歴史的文化的な広がりを知ることこそあれ、
この山梨のどこに、どんな万年橋があるのか・・・ということに迫ることはできません。

 そうした状況の中からうまれたエートマンの「万年橋」の地名表です。
このインデックスを糸口に、やまなしの万年橋のいろいろをご覧ください。
ちなみに上の写真は、春木川に架かる万年橋です。

 なお、一部についてリンクが不完全なところがあります。順次整備する予定です。
不行き届きにつきましては、しばらくご容赦ください。

 [iモード] 橋の名前     川の名前       所在地      記事リンク
 01 万年橋    畔沢川(富士川水系)  富士川町鰍沢・最勝寺  2013.5.26
 02 万年橋    滝沢川(富士川水系)  南アルプス市戸田  2013.9.29
 03 万年橋(旧) 新川(富士川水系)   市川三郷町黒沢  2008.10.3
 03 新万年橋    新川(富士川水系)   市川三郷町黒沢  2007.12.26
 04 万年橋    新川(富士川水系)   市川三郷町帯那  2008.1.9
 05 万年橋    春木川(早川水系)   早川町赤沢    2011.7.3
 06 万年橋    保川(早川水系)    早川町保     2017.2.15 2017.2.16
 07 万年橋(新) 鎌田川(笛吹川水系)  中央市乙黒    2009.2.21 2009.1.20
 07 万年橋(旧) 鎌田川(笛吹川水系)  中央市乙黒    2008.6.7 2008.8.2 2008.8.3
 08 万年橋    濁川(笛吹川水系)   甲府市増坪町   2007.12.18
 09 万年橋    荒川(笛吹川水系)   甲府市平瀬町   2008.1.25
 10 万年橋    笛吹川(笛吹川水系)  笛吹市石和町   2007.12.22
 11 万年橋    須玉川(釜無川水系)  北杜市須玉町   2008.1.15

*注)地名表の表記順は水系別です。整理番号は変更になることがあります。

まだまだありました、万年橋 [川と橋の文化誌]

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 富士川支流早川のそのまた支流に春木川があり、その川に架かる橋の1つに
万年橋があることに、あることで周辺の地図を見ていて気付きました。
それで、昨日その現場を訪ねてみることに・・・。
 川に沿った道路を車があがれるところまで行って、行き過ぎに気付き、
戻りながらチェックすることにしたところ、今度はすぐにわかりました。

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 初めの写真は、早川町赤沢地内を流れる春木川に架かる万年橋
(このように形容詞つけないと、いくつもあってどの万年橋かわからなくなります)
を南詰から見たものですが、そちらから見た上流側のプレートです。
ひらがなで「まんねんばし」とありました。

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 同じく南詰の下流側には、「昭和51年5月竣功」とありました。
1976年ですから、この万年橋のお年も満35歳ということですね。
まだまだ「お若いの!」というところ、あと9、965年がんばらないと
お名前どおりの万年にはならないみたい・・・。

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 南詰から万年橋を渡り、中程まで到達したところで、上流側を見ました。
南アルプスの山懐を切り裂くように流れる春木川です。

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 こちら、反対に下流側です。
春木川はこの万年橋の付近で、クランク状に流れが曲折しています。

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 橋を徒歩で歩ききって、今度は北詰より見てみました。
センターラインが引けるほど幅員があるものではなく、見た感じ、二等橋です。

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 北詰の上流側にあるプレートで、「春木川」と河川名が記されていて、

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 反対の下流側プレートには、「万年橋」と、今度は漢字で刻されていたのです。
まさしく「万年橋」と実感しました。

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 さらに右岸下流側に下がり、橋の側面観を確認です。
赤い塗装がされた鋼製桁橋(橋脚無し)でありました。

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 再び南詰に戻って、鋼製の橋桁をのぞき込んで例のものを探しました。
結局、ありそうな場所をすべてチェックしてみましたが、道路示方書に基づく
例のプレートは確認できませんでした。

 でも、ともかくも、万年橋、じっくり見学・・・でありました。


(後で「ちず丸」で確認すると、ちゃんと出ていました。地図はこちら)[バッド(下向き矢印)]
*2017.2.13注記; 最初の投稿時には、「ちず丸」という便利なマップを提供するサイトが
 存在したのですが、しばらくして閉鎖され、いまはありません。残念・・・。

いろいろインデックス [いろいろインデックス]

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 このブログは、2005年11月6日のスタート以来、日々に(お休みもありましたが)
書き込んできた記事の累積が、間もなく1,000(正しくは2,000でした)に達しようとしています。
一口に1,000(2,000です!)記事といっても、ピンキリでありまして、ピンでもキリでも
それはそれで時間を経た中でいろいろな意味を持ってきていると思われます。
過去のものを見ていく中で、いくつかのインデックスが必要かと思いまして
順次用意して行きたいと思います。
よろしければご活用を・・・。(このカテゴリとこの記事の作成:2011年7月2日)


[かわいい]基本のインデックス
[iモード] 月ごとのインデックス

[かわいい]テーマ別のインデックス
[iモード] 万年橋のインデックス
[iモード] トンネル(長さランキング)のインデックス
[iモード] 忠魂碑の類に関するインデックス
[iモード] 浅間神社のインデックス
[iモード] 増上寺石灯籠のインデックス
[iモード] おやなぎさんのインデックス
[iモード] 難読地名・珍しい地名のリスト
[iモード] 「しばもじ」のリスト
[iモード] 滝のインデックス
[iモード] 三猿の一覧
[iモード] 機関車の一覧
[iモード] エートマンのエートなんでもリスト「うまいもん編」
[iモード] キリ番インデックス


(追記 2016.1.19)
 エートマンの事典、『エートペディア』を目指すことにしました。
このため、タイトル画像を変更しました。

(この記事の最終更新は2016年1月19日です)

アジサイに寄せて [エートマンのウェブメモ]

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 花のないヒシで月が始まったので、もの足りずに、庭のアジサイを撮ってきた次第。
バタバタと過ごしているようすが、手に取るよう・・・。

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 ところで、過ぎし6月は、月刊の作成記事が14と、超低調でありました。
しかしながら、バックナンバーのご利用が多く、何と月間の延べページビューが
37,761とスタート以来最高の数字となりました。
多くの閲覧をいただきまして、感謝の言葉もありません。
今後ともよろしくお願いいたします。

注;20160507)この記事の後半の話題で月間ページビューのことがありますが、
 これは2005年11月6日から2016年4月27日まで存在した初代『えーと 何だっけ?!』
 の閲覧状況を延べたものです。2代目はまだそこまでいっていません、念のため・・・。

ひし [はないちもんめ]

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 今日から7月。
写真は、ヒシ。
毎月の初日には、花便りをのせていますが、このヒシにはまだ花はありません。
でも何となく、ヒシ・・・です。
ヒシ月なんちゃって(暑いので少し、おじいギャグでさぶく・・・)。

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 水面の上に浮かぶように広がる葉の形が、菱形。
夏から秋にかけ白い花が咲いて、出来る実の形が菱形?!
ともあれ、ヒシです。