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めがそーらーはつでん [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

 本日、山梨県と東京電力(株)より共同のプレスリリースが行われ、
そのタイトルは、
「山梨県米倉山地点におけるメガソーラー発電の設置計画について」
でありました。
 これが、ニュースになって流れたせいか、当ブログでもカウンターが、
いつもよりたくさん回っていて、しかもアクセス解析を見ると
「米倉山」というキーワードで、このブログにお見えになっている方が多いことが判明。
つきましては、当初の予定を急きょ変更して「米倉山」における
「メガソーラー発電」のお話です。
正確な内容をお知りになりたい方は、テプコさんの公式HPの過去のプレスリリースの
ページの中にこのタイトルがありますので、お確かめください。
 テプコHPのURL: https://www.tepco.co.jp/cc/press/09012701-j.html

090127map01.jpg

 さて、ここに取りいだしたります画像は、JAXAのHPから借用したものに
当方が位置情報を書き込んだものであります。
「米倉山」は、ネイティブ甲州人は「komegurayama」と発音してますので、
現地の言葉でのせてあります。
ということで、「メガソーラー発電」の施設が建設されようとしている場所については
およそお分かりいただけたでしょうか。

090127birdview01.jpg

 次に、米倉山のもう少し突っ込んだ状況ですが、
プレスリリースの記事に添付された資料には、別の写真がついていますが、
著作権の問題もありますので、エート・マンが独自に撮影した写真でご説明します。
(写真は、2006年1月15日に笛吹市境川町の金刀比羅山からのもの、
 その時のお話は、https://bnvn05.blog.ss-blog.jp/2006-01-22-1 を参照)

 米倉山は、甲府盆地の南の縁に、ほぼ東西に横たわる曽根丘陵の一角をなすもので、
旧石器時代よりの人跡がおびただしく重なるところ、
言い換えれば古くより土地利用の頻度がたいへん高い場所でありました。
 平成の世になりまして、山梨の未来を託す大型プロジェクトが持ち上がり、
計画前進のため、41.8haの土地が粗造成まで進められたのですが、
そこで、バブルがはじけ、以来、ずっと“塩漬け”状態でありました。

 そうした中で、この程の「メガソーラー発電」の具体化となったわけです。
計画では、県が土地を用意し、テプコさんが出力約1万kWの太陽光発電所を建設、
県も太陽光発電の普及啓発活動などを目的としたPR施設をつくるといいうことだそうです。

 で、なぜいまソーラーか、ということですが、プレスリリース資料には、
次のような説明がありました。

  一般家庭約3,400軒分の年間使用電力量に相当する約1,200万kWhを見込んで
  おります。これによるCO2排出量の削減効果は年間約5,100tとなる見込みで、
  これは、一般家庭約1,000軒分の年間CO2排出量に相当します。


 つまり、ちょこっとECO、なんてもんじゃなくて、すごいエコ!
計画が早く実現することを期待して見守りたいと思います。
 そうそう、発電所であるということは、当然ですが、
送電線も建設されるのですよね。それも楽しみ・・・。


[補記:この記事の画像データ・リンクなど再整備しました 2023.9.4]