芦川峡にて 3 [火の見櫓]
芦川の峡谷をだいぶ下ると、そこは少し前まで「上九一色村」だったところ。
遠景は、甲府市古関町梯(かけはし)の集落です。
甲府盆地に比べ標高が高い分、秋の訪れも一足早く、
山がちな地域にあって、川沿いに開けた水田では、
稲刈りが進んでいました。
これは、同じ場所から梯地区の集落の中に見つけた火の見櫓です。
ちょっと遠目でよくわかりませんが、上部のステージが円形のやつです。
ずいぶん茶色っぽいので、環境に配慮した塗装なのかしらと思いました。
でも、その後、通りすがりに、一瞬眺めたところ、錆の色のように見受けられました。
(断定的にいうには、後々直近まで行って、じっくり観察する必要ありです。)
さらに少しだけ下り、梯集落を下流側から見たところです。
少し時間が経過していることもありますが、
だいぶ山陰になって、日が届かなくなる範囲が広がってきたようです。
そんな秋の初めの暮れかけた山間に、こんな廃屋が見られると
なんか、人生の無常が感じられてきてしまいました。
みんな、どこからきて、どこにいこうとするのだろう、あしばやに・・・。
(注、最後のは、単なるつぶやきで、
五七五七七とかの形式を踏んでいるのではありません。
またこの記事は2007.9.22 11:30にアップしています)