SSブログ

鯉のぼりと発電所 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

100504yatsuzawahatsudensho01.jpg

 ぼやっと あやしい背景の中に、鯉のぼりが泳いでいます。
背景は・・・、 発電所???
そう、上野原市にある八ッ沢発電所の遠景です。
だいぶ距離があるので、ぼやっとしているのです。

100504yatsuzawahatsudensho02.jpg

 上の光景を見ていた場所は、上野原市上野原の
中央自動車道の脇にあるショッピングセンター付近です。
手前に見えるのは中央道の側道で、その向こうに一段と下がって中央道となります。
こちらの写真は、18-200ズームレンズでの18mm広角撮影を
当ブログ指定サイズの280ピクセル幅に縮小したものです。
これに対し、初めの写真は、200mm望遠撮影の画像から一部を切り出したもの。

100504yatsuzawahatsudensho03.jpg

 2番目の写真と同じ形で少し望遠しました。

100504yatsuzawahatsudensho04.jpg

 さらに望遠しました。って、望遠レンズの機能紹介のような中身になってしまいましたね。
まあ、ぐんぐんと寄っていくようすをお楽しみください。

100504yatsuzawahatsudensho05.jpg

 これでお終いにしますが、東京電力の保有する中でも、歴史的な存在の八ッ沢発電所、
その4本の耐圧導水管の全体を見ていますが、
よく目をこらしてみると、もともとは6本の導水管が並んでいた(?)ようであります。
いまでも、たいへんな迫力を感じますが、明治45年(1912)に完成した当時はさぞかし・・・
当時の人々の想いに想像をめぐらし、伝統的な雰囲気を伝えて泳ぐ端午の節句の鯉のぼり
重ねてみて大きな感慨に浸ったのでありました。
nice!(0)  コメント(0) 

にしぐんま・206 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

100429nishigunma01.jpg

 今回も始まりは、前回の記事を受けてのことになります。
そう、何故、その日、エートマンは、景徳院さんのご本堂の脇をすり抜けて背後まで歩を進めたか。
この写真は、ご本堂の南側の脇を通り抜けんとしたときのものです。
左端にご本堂の屋根がちょこっとだけ見えていますので、位置関係が想像していただけるかと・・・。 

100429nishigunma02.jpg

 そう、その先のお山に、2つの系統の送電線が通っていて、
それに関する鉄塔群が見えたからであります。
2つのというのが、こちらの写真で確認していただけるかと思いますが、
右端の小さめの鉄塔が支えるのが、笛駒線です。
そして、左端の大きな鉄塔の方は、ご存知、西群馬幹線であります。

100429nishigunma206b.jpg

 左端に見えていた西群馬幹線の鉄塔をもう少しよく見たい、
よく見て確認したいことがある・・・そういうことに気付いたからです。
エートマンのブログ『えーと 何だっけ?!』の中の、とくに送電線に関するカテゴリの
ファンの方には、この写真見て、どの辺りにエートマンのテーマがあったのかは
ご理解いただけるかも・・・、でも、いつもながら写真、ちいちゃいからなぁ・・・。

100429nishigunma206a.jpg

 そこで、ご本堂の裏手で、ぐっと迫った写真撮りました。
これによって、今回の話題の中心の西群馬幹線の鉄塔は、206号鉄塔だとわかりますね。
黄色い枠の中に見えるプレートが、それを教えてくれました。
それから、ピンクの枠の方をご注目ください。
赤いボール、おわかりになりますか。そう、例の対空標識です。

100429nishigunma205a.jpg

 こちらは、205号鉄塔であります。
この鉄塔の手前側にもボールが存在していますが、向こう側には確認できませんでした。
さて、今回の調査で、西群馬幹線の205-206号鉄塔間にも、2本の架空地線のうちの片側に、
対空標識の赤と白のボールが取り付けられているのを確認することができたのです。
 先月末の「にしぐんま・207」の記事で、206-207号鉄塔間に対空標識があるのを
取り上げていますので、あわせて205号鉄塔から207号鉄塔までの間に、
連続して対空標識がつけられたということが理解されました。
nice!(0)  コメント(0) 

お地蔵さんの前掛けに・・・《後日譚》 [いのり・信仰]

100429keitokuin01.jpg

 こちらは、甲州市大和町田野にある曹洞宗の著名な寺院、景徳院です。
このお寺さんが有名なのは、戦国の雄、甲斐武田氏の最後の当主・武田勝頼が
妻子とともに自害し、武田氏がその終焉を迎えた地となっていることにありますが、
毎年春、4月12日の武田晴信(信玄)の命日のころ、この写真にある山門周辺で
サクラがきれいに咲くことでもよく知られています。
先月末の「昭和の日」に、景徳院さんを訪ねたときには、すでに葉桜になりかけていました。

100429jizo01.jpg

 その山門の左手側の背後に、こうしたお地蔵さんが見られる場所があります。
実は、このお地蔵さんの、向かって右端の像には、このブログが始まって間もなくの頃、
「お地蔵さんの前掛けに...」という記事を残した経過があります。

100429jizo02.jpg

 こちらは、前の全体の写真から切り出したもの。
今回の話題の中心の1つであります。
2005年11月14日のその記事に出てくるお姿とはっきり違う点があります。
それは、その時に見られてその時の話題とした、あの
お前掛けが無くなっていることでありました。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

にしぐんま・163 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

100501nishigunma163a.jpg

 前回の続きのような内容ですが、琴川ダムの右岸側の高台にある展望広場から
すぐに南側に、今回の西群馬幹線の163号鉄塔が立っています。

100501nishigunma163b.jpg

 その鉄塔の最上部を観察・・・。
100万ボルト設計の大きく伸びた腕金は、一番上では
赤く(いや濃いオレンジ色というべきか)塗装されていて、
懸垂型すなわち吊り下げる形で8導体の送電線を支えているのが観察されます。
また右上に突き出て見える角のような部分は、架空地線を支えるものであります。

100501nishigunma163c.jpg

 真下まで行って観察しました。
大きくて立派です。

100501nishigunma163g.jpg

 一番接近した部分で、望遠撮影した1つの電線です。
8つの導体(電力を伝える導線)が正八角形に組み合わされています。
以前、なぜ大電力を伝送する場合、多導体になるのか、知人に聞かれたことがあります。
今回は、その話はやめにします。適当なエートマンがお得意の「またいつか」でいきます。
今日はとりあえず、すごいぞ、ということをこれで共感してください。

100501nishigunma163d.jpg

 足下のようすです。とても大きな鉄塔なので、4つのあんよが18mm広角でもはいりません。
断面が丸い鋼管で構造されていますが、1つのあんよも、ばかでかいです。

100501nishigunma163e.jpg

 その1つのあんよに、お名前プレートが付いていました。
「東京電力 / 西群馬幹線 / 163 」と大きく書かれた下に、
平成4年(1992)5月の建造で、高さが117mという情報が続いていました。
写真右下の「2」とかかれたプレートが目に付きますが、
これはこのあんよの上部に吊り下げられているのは2号回線だという意味です。

100501nishigunma163f.jpg

 1号回線側のあんよの1つの根元に、塗装の情報が書き込まれていました。
う~ん、ここで不思議なことにぶつかりました。
塗装が平成元年(1989)5月とあるではありませんか。
どう理解したらいいのか、とても悩ましいのですが、
いちばん合理的なのは、この100万ボルト設計の送電線鉄塔が
工場で製作され、そして塗装されたのが1989年、そして
現地に搬入され、組み立てられたのが1992年・・・ではないか、ということです。

 いろいろ知れば知るほど、奥が深く、謎も増えますねぇ・・・。


[補記:画像データの再設定をおこないました 2023.11.10]
nice!(0)  コメント(3) 

タチツボスミレ咲く乙女湖畔 [はないちもんめ]

100501sumire01.jpg

 今日から5月。そして2010年のGWの中のメインの連休が幕開けとなりました。
さらに、付け加えるべきは、とてもよく晴れたということです。
そんな日に見たのは、タチツボスミレのかわいい花です。

100501sumire02.jpg

 山路来て・・・ではなく、湖畔遊歩道来て、何やらゆかしすみれ草
でありました。

100501otomeko03.jpg

 湖畔の遊歩道の先端部分に展望が開け、そこから見た乙女湖です。
琴川ダムによってできた人造湖で、ダムサイトの右手のお山の上に
赤と白に塗り分けられた西群馬幹線の鉄塔が立っています。
いい景色・・・。 あの鉄塔のところまで行けないかなぁ・・・。

100501otomeko02.jpg

 こちらは「琴川ダム総合案内図」のタイトルのある案内板。
ついに、赤い矢印で現在地とある場所に、やってきていたのです。
送電線鉄塔がすぐ近くに迫る「展望広場」、すなわちダムとダム湖の全体が見渡せるところ。

100501otomeko01.jpg

 そこから見る景色が、これ。
なかなかの絶景でしたよ。そしてかわいいタチツボスミレを見た場所は、あそこ。
この画面の左手、半島状になっている場所の周囲をめぐる遊歩道でありました。
nice!(0)  コメント(0)