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虹のかけはし [川と橋の文化誌]

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 富士川の支流の笛吹川の支流の境川を
金川曽根地区広域農道が渡るところです。

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 ここを渡る橋は、「矢越橋」です。


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 この矢越橋の下流側に、ちょっと変わった歩行者専用の橋があります。
これまでここを通過するたびに、気になっていたのですが、
このほどようやく車を止めて、じっくり拝見することができました。
 この歩行者専用橋には、「虹のかけはし」という愛称があります。
橋には、鳥居のようなものがついていて、
その左右の上部に釣り鐘が取りついています。

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 かたわらに「虹のかけはし」の説明板がありました。
愛称を考え、題字を書いた、近くの小学校の児童のことや、
鐘を連続してならしたとき聞こえる曲目、
歩道橋が整備された経過などが書かれています。
 鐘による曲目は、「ふるさと」と「ドラえもん」なんだそうですが、
実際に橋を渡りながら鐘を鳴らしたところ、
メロディをつかみ取るまではいきませんでした。
きっと子どもたちがいっせいにそれぞれのベルにとりついて
順に連続して鳴らすと曲がわかるのでしょうけどね。

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 お終いに、この橋の鋼鉄製桁に取り付けてあったプレートをご覧ください。
やはり正式には「矢越橋」なんですね。
その下には1999年3月の文字が見られ、
その下の設置者「山梨県」のさらに下の行には、
「道示(1998)群衆荷重」と、1998年版道路示方書の「群衆荷重」という
規格でつくられていることがわかります。