火の見ちゃん30 [火の見櫓]
先日、十日市の祭典に出かけたときのこと、
国道52号(甲西道路)の十日市場交差点に架かる歩道橋を渡りながら、
火の見櫓を見つけました。
火の見櫓のある場所は、およそ古くからある集落の中心部・・・。
最上部の望楼と、中段の望楼とそれぞれに半鐘が下げられています。
この火の見櫓のあった場所、実は、あの安養寺のお隣だったのでした。
写真の右端、少し赤っぽく見えるところ、それが安養寺さんのお堂の前なんです。
それで、例によって火の見櫓の建設年代がわかるかと
手がかりを探しましたが、ここではダメでした。
見上げると、あらためて、とても高い火の見櫓だとわかりました。
途中の望楼が四角い平面形で、最上部の望楼も四角、その上の屋根も四角です。
それで、火の見櫓を見ると、そこで地域の安全を守っている
消防団の皆さんのことが気になります。
火の見櫓の近くに、消防車庫がありまして、
閉じられているシャッターの上の方に古い組織名が、
「若草町消防団三恵分団第三部」とあり、右手には、新しい表札がかけられていて、
「南アルプス市消防団若草分団第四部」とありました。
火の見櫓そのものには、確認できなかった、地元の消防の歴史がたどれました。
それから、シャッターには、何か、きれいなおねーさんがいるポスターが貼られてますが、
風でまくれあがってしまっていますね。
風の呼吸が止まったときに見てみると、消防団員募集のポスターと、
「火のしまつ 君がしなくて 誰がする」という防火標語入りの啓発ポスターでした。
前者は総務省消防庁の、後者は南アルプス市消防本部のポスターでした。
今回の火の見ちゃんは、シリーズ第30号記念となり、
周辺情報などに、少し力が入ってしまいました・・・。